センターシール点検その1 | Technical stories

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技術系の話など


本日よりNSR再生に向けたチェックを開始する。

こんなに盆栽化したバイクはやめたほうが良い、5年以上動かしてない

バイクはムリ、お金かかりますよ~、といった意見を多数頂きました。

とりあえず、直すのが趣味のたくぼんとしては、ある程度の金額を越える

ようであれば、ストップしようと思っています。出して10マソですね。

越えないようにすれば良いのですが、まあチェックしてからという事で・・・



チーフが工具類を用意している。たくぼんとNSRのセンターシール

抜けを確認するためである。

たくぼん「チーフ、そろそろ始めようか。センターシールの点検方法はネット

      でバッチリ勉強してきたよ。」

チーフ「そうですか、それは心強い。」

た「よし、まずはキャブを外してくれたまえ。」

チ「了解です、監督。先にタンクは外しておきましたので、すぐに外せますよ。」

キャブはずし


た「さすがに何年も動かしてないバイクだな・・・直せるのかな・・・・」

配管類をキズつけない様に慎重に作業するたくぼんとチーフ

た「よし、外してくれたまえ。」

チ「はい。」

キャブ


た「ふーん、汚れてはいるが、各部の作動は良好だな、キャブはOHでいけそうだね。」

チ「そうですね、思ったよりも状態はいいですね。汚れがひどいだけのようですね。」

た「よし、マニホールドとリードバルブを外そう。」

マニ


リードバルブ

た「ほお、リードバルブは開いてないね。なかなかいい状態だ。

チ「そうですね、マニホールドも汚れているだけですね。」

た「クランクが見えるね。まあこんなもんか。ではチーフ、左のクランク室に混合

 ガソリンを注いでくれたまえ。」

チ「了解です。左側にガソリンをそそいで、右側に漏れて来なければセンターシー

 ルは良好というワケですね。」

た「そうだね、さすがにこの年数ではダメな可能性が高い。これで漏れてきたら予算

 の都合上、この計画は中止とする。」

チ「うーん、仕方ないですかね、では左クランク室に混合ガソリンを注ぎますね。」


センターシール確認


た「よーし、この状態で何時間か置いておこう。ゴミが入らないようにしておいて

 くれたまえ。」

チ「わかりました。センターシールは左右の仕切りになりますが、これがダメだと

 2サイクルの1次圧縮が逃げてしまって、片側だけしか爆発しないとか、焼き付き

 の原因になりますからね。しっかり調べましょう。」

た「そうだね、センターシールが大丈夫でもピストンやシリンダーも調べないとダメ

 だからね。よーし休憩しよう。」

チ「了解です。」



彼らのプロジェクトは進行するのか、それとも・・・・・・・

答えは神のみぞ知るといところであろうか・・・・・


つづく