アイデアを手に入れる方法 | 公認会計士業界を卒業した、とあるスタートアップCEOのブログ

公認会計士業界を卒業した、とあるスタートアップCEOのブログ

昔、公認会計士試験と不動産鑑定士試験を同時並行で受験するという無謀なチャレンジをして、結局2011年に公認会計士試験だけ受かった人のブログです。

そして、会計士業界は4年ほどで卒業して、世界を変える事を目指してスタートアップ起業家として頑張ってます!

こんにちは!


知人とアイデアを出す方法を話して中で、

「スコトーマ」の話になったので、今日は「スコトーマ」について書いてみます。


うまく「スコトーマ」を外せれば

色々なアイデアを手に入れることができるよ!という話です。


ちなみに「スコトーマ」って知ってますか?

(心理学やコーチングを勉強していない限り知らないと思います)



「スコトーマ」とは元々は眼科用語で

「盲点」を意味してたのですが、「心理的盲点」の事を言います。

「思い込み」や「バイアス」という概念に似ています。



人間は膨大な情報を前にして生きているので、

一つ一つ情報をちゃんと整理していると脳がパンクするので、

今までの経験や知識で自動的に物事を処理していくように出来ています。



例えば、1日の生活の中で膨大な広告(TV・ネット・看板・ラジオ等)が

目に入ってると思いますが、今日見た広告を3つでも挙げれますか?

今日の午前中に見た赤色のモノを3つ挙げれますか?

たぶん殆どの人が自信を持って挙げれないと思います。



これはちゃんと視野に入っているにも関わらず、

必要ない情報だと脳が過去の経験から自動的に判断し、

脳内に情報をストックしないからです。


この自動的な処理により、

ホントは見たり感じたりしているのに

情報として残せないことを「スコトーマ」と言います。


子供の頃はこの「スコトーマ」がかかる事はあまり無く、

大人になると効率良く生きるために「スコトーマ」がかかりまくります。


なので、子供の方が色々な情報に興味を持つし、

その情報を自分の中で貯めて使ってみようとします。



この「スコトーマ」なのですが、

省エネで効率良く生きるためには必要なのですが、

この「スコトーマ」のせいで生活の中で

重要な問題や課題も見落としがちになってしまうということがあります。



ちなみに僕が趣味としているマジックは

この「スコトーマ」をうまく利用して不思議な現象を起こしています。



アイデアを出したり課題解決が上手な人は

この「スコトーマ」をうまく外しながら生活をしていて、

人より多くの情報のインプットを得ることで

様々な気づきを手に入れているからだと思います。



実はこの「スコトーマ」を外すのは訓練でどうにでもなったりします。


例えば、家に出る際に好きな色を決めて

「今日は"赤い"モノを出来るだけ見よう」と

意識して行動してみるとかです(カラーバス効果)。


このカラーバス効果は幼児教育でも使ってらっしゃるとこもありますね。


”なんでポストの色は赤いんだろう?”とか

物事を考えるキッカケが生まれ、

調べると物事の理由(課題解決方法)を知ることができます!


家を出る際に、好きな色を決めて出かけると

色々な発見があって楽しいし、

常識を疑う訓練(スタートアップでは超重要)にもなりますので

ぜひ「スコトーマ」外しをうまく取り入れてみて下さい!