これでもう二度と

「何か資格を取っておけば良かったのにね……」

などと言わせない。


今回、私が取得した資格は

一次試験が9教科あり、全て合格すると

二次試験(実技)に進める。

二次試験に合格して、国に登録すれば

〇〇〇士として働くことができる。


通信講座などを受講したり、専門学校を卒業することにより資格を取る方法もあるけれど、

私は独学を選んだ。


『半年間の勉強で一発合格』って、

ハードル高いかなぁ、と思ったけれど、


誰かの言葉の「出来るか出来ないか、ではない。やるか、やらないか、だ。」とは

まさに今の状況だな、、と思って

どこまで本気で取り組めるか、

時間的にも体力的にも

ギリギリのところでの挑戦となった。


やっぱり福祉系の科目は難しいと思った。

でも元々、勉強はキライではないので、

机に向かうのはあまり苦痛ではなかったけど、

それでもやっぱり

同じ机に向かうとしても、好きな小説を読むことのほうが

ずーっと楽しいとあらためて思ったので、

もうこういう試験勉強は

これが最後かも。


国家試験を受けて国家資格を取る

なんて、

1年前には考えてなかったけれど、

ここ数年間の自分の内面の変化を全体的に見ると、

私の本来あるべき姿に

やっと近づいた、本当にやりたかった仕事はこれだった、と思う。


小学生だった頃から、何度か、両親から

「何か資格を取っておけば良かったのにね」って言われてきた。

ほんの数ヶ月前にも、言われた。

この歳になってもそんなことを親から言われるなんて、、、この歳になった娘に対してまだそんなことを言う親って、、、自分たちは何の資格も持っていないくせに娘には要求するなんて、、、


まずは、自分から。

私は私のことを「これでいい、そのままの私でいい」と

やっと思える。


数年前までの私は

本当の私ではない、と

今は思う。

周囲から軽んじられて、都合よく使われて。

今でも思う。あの頃、モラハラ・パワハラしてきた人達を、私は許すつもりはない。

だからこそ、彼女たちと同じ次元に居てはいけない。


いわゆる「中年の危機」が

長引いたような数年間だったけれど、

「破壊と再生」みたいな数年間とも言える。

自分の体感としては、こういうのをアイデンティティの再構成って言うんだろうな……と思っている。