1ヵ月ぶりのブログ更新。。。
先週まで、前回の記事に書いた駒込のマンションでのサロン準備に追われてました。
サロンと呼ぶのもおこがましい限りですが、こんな感じになってます。
玄関から眺めた感じ。
16.5㎡しかないワンルームなので、受付スペースと施術スペースを衝立で仕切っているだけの簡素な作りです。
受付スペースも最小限の備品でこぢんまりと。
施術者用のスツールを移動させれば一応カウンセリングスペースとしても使えます。
受付スペースの右側には高さが 93cmもあるカウンターテーブルを設置。
加湿機能が付いた空気清浄機、アロマディフューザー、ブルーレイディスクプレーヤー、液晶モニター、ホットキャビなどをテーブルに並べてます。
高さのあるカウンターテーブルを選んだ理由は、テーブルクロスの裏に隠した 4段チェストの高さに合わせたためで、チェスト( 2台)には施術用品を格納してます。
施術スペースにはさすがにマットとベッドの両方は置けませんので、用途によって差し替える必要があります。
タイ古式マッサージではマッサージ用マット(オリエンタルフラワー製の 3.5cm厚、セミダブル)を設置します。
リフレクソロジーやオイルトリートメントでは Fontana製のリクライニングエステベッド、スツール、ワゴンなどを設置します。
ベッドは設置スペースの都合上、フェイスクラドル(ヘッドレストフレーム)を使うのは難しいのでフェイスホール(有孔穴)を使用。
受付スペースを狭めて(衝立で自由に変えられます)ベッドの向きを変えればフェイスクラドルやアームレスト(腕置き)を使うこともできます。
そんな感じで仕事帰りに立ち寄ってはちょこちょこと準備をしてきたのですが、今月に入って 2名の方に実際に施術を受けてもらってサロンとしての評価をしていただきました。
全体の雰囲気、カウンセリング、接客態度、手技、照明、音響、その他調度品などなど。
第三者の視点はとりわけ重要で、自分では気付かない細かい部分の改善に繋げていくことができますよね!
今週中にまた 2名の方に評価をしていただきますので、徐々にブラッシュアップしていければと思ってます。
(写真では電化製品の配線がみっともないですが、今月中にはケーブルモールで整理します!)
これが以前から計画していたマンションサロンかといえば少し違っていて、行く行くは地元で嫁がオーナーの本来イメージしていたサロンをオープンさせたいと考えてます。
いきなり本格的に広いスペースを借りてサロンを始めるリスクは大き過ぎるため、今回はプレビューの意味合いが強いものです。
当初は出張施術でしばらく様子見することも考えましたが、出張形態と店舗形態では需要が異なりますから将来のサロン運営にはあまり参考にならない気がしました。
レンタルサロンを利用して施術経験を積むことも考えましたが、月換算すると今の家賃より高くなりますし、遅い時間までやっていないため仕事帰りに行うのは難しいのです。
なによりも、タイ古式マッサージで使うマットを常備しているレンタルサロンが少ない、というのが一番の問題でした。
施術経験を積んだり、サロン運営を理解するためにはサロン勤務が最も適しているのですが、他との雇用契約は本業での労働協約に違反してしまうためそもそもNGです。
といった感じで消去法で検討した結果、いっそのこと部屋を借りてしまえ! となった次第です。
活動拠点ができたことから、今後はリラクゼーションを初め、コアコンディショニングやパートナーストレッチングなどの経験を積んだり、AHAのファミリー&フレンズ CPRコースやワークショップを開催したりと、いろいろと実践していきたいと思ってます。
サロンの準備以外にもこの 1ヵ月間はいろいろイベントがありました。
先月 19日の木曜日は、リラクゼーションスクールにてハンドリフレクソロジーを受講してきました。
(1日完結のコース)
実に・・・2ヵ月ぶりのクラス受講。
いやぁ、本当に時間が経つのは早い! (単なる言い訳です)
リフレクソロジーは足の反射区を刺激しますが、今回のハンドリフレクソロジーは手がターゲットです。
手のひらにある 35の反射区と前腕にある反射区を刺激するもので、場所を選ばず施術ができるので重宝しそうですね~。
21日の土曜日は、埼玉県 I病院で開催された AHAの BLSヘルスケアプロバイダー院内講習会に BLSインストラクターとして参加してきました。
今回の講習会は私と同期の BLSインストラクターが自分のところの院内研修として企画したもの。
AHAのインストラクター資格(BLS/ACLSなど)を取った看護師の方などは、自分の病院で院内研修を開催する側に回るケースが少なくありません。
というのも日本の場合、医療従事者とは言えども BLS講習を受けたことがない、昔に一度受けたきり、という方もいらっしゃるので病院でもこのような講習会が必要になるみたいです。
(アメリカでは病院に勤務する人が心肺蘇生法トレーニングを受けるのは義務で、有効な修了カードを持っていないと失業することもあるそうです)
今回の講習会受講者は 16名で、看護師以外にも臨床検査技師のようなコメディカルスタッフ、総務担当など、さまざまな部門の方が参加されておりました。
事前に、今回のコース開催に至るまでの苦労話を同期から聞いてましたので、無事に終わったことが何よりでした!
私なんて、心肺蘇生法を自分の職場で広める活動など何もしてませんからね(苦笑)
28日の土曜日は、AHAの国際トレーニングセンターである JSISH-ITCのインストラクターミーティングと懇親会に参加してきました。
ミーティングでは 8月30日から全面改定された AHAインストラクターコースの改定内容説明、PALSプロバイダーコース(小児の緊急事態に対応する二次救命処置)を新たにコース追加した経緯などの話がありました。
BLS-AED.net横浜の主宰者であるA氏や、NPO法人 大阪ライフサポート協会の方々も参加されてました。
その後の飲み会も、普段関わることが少ない医療従事者の方たちとの会話が新鮮でした。
皆さん、熱意がすごいです。
本業(病院勤務)で夜勤明けであってもコースインストラクターとして普通に参加されますし、睡眠はいつ取られているのですか? といった感じです。
翌日 29日の日曜日は、BLS-AED.net横浜さんオリジナルのセミナー 「養護教諭/保育所看護師のための小児 BLS&エピペン講習」 に、コースインストラクターとして参加してきました。
JRC(日本蘇生協議会)蘇生ガイドライン2010より、日本の一般市民向け救急法では子どもの蘇生手順が成人の蘇生手順に吸収されてしまったため(共通の BLSアルゴリズムを採用)、子どもの特性を踏まえた蘇生法を学ぶ機会がなくなりました。
しかしながら、市民のうち小児に関わることが多い人(保護者、保育士、幼稚園・小学校・中学校教職員、ライフセーバー、スポーツ指導者など)に対しては、一般市民向け救急法だけでなく小児 BLS(PBLS)を学ぶことを JRC蘇生ガイドライン2010では奨励しているのです。
今回の講習会は、学校などの現場で唯一の応急救護専門職者である養護教諭や保育所看護師に、エピペンの取り扱いや子どもの心停止特性(呼吸原性)を踏まえた小児 BLS、現場でのリーダーシップなどを学んでいただくといった内容で、私もA氏に無理をお願いして参加させていただいたものです。
受講者の方々も、幼稚園・小学校・中学校・高等学校の各教職員、保育所看護師といったフルメンバーで、非常に密度の濃い講習会でした。
内容は専門職者が対象だけあって、私自身非常に勉強になりました。
子どもの心停止は呼吸原性であることが多いのは知ってましたが、なぜ成人の心停止(突然の原発性心停止)と異なり人工呼吸が特に重要になるのか?
子どもの多くは突然の心停止に陥ることは少なく、呼吸停止による酸素不足で心臓が徐々に元気を失ってゆき(徐脈)、心停止(心静止)に至ります。
しかし呼吸が停止したからといって、成人と同じ対応で AEDを先に取りに行ったとしても・・・ AEDによる除細動が無効である(「ショックは不要です」、とアナウンスされる)可能性が高いのです!
なぜなら AEDによる除細動が有効な 「心室細動(VF)」、「無脈性心室頻拍(VT)」 といった心停止ではないため。
成人と同じアルゴリズムで考えてしまうと ”心停止 ⇒ AEDによる除細動” になってしまいますが、子どもの場合は速やかな CPRにより酸素を供給することで仮死状態にあった心臓が元に戻る可能性が残されているのです。
AHAガイドライン2010では、成人の救命の連鎖と小児の救命の連鎖には違いがあります。
それが、小児にあって成人にはない 『心停止の予防』 という鎖で、適切な対応をすることで心停止に陥るのを防ぎましょう、という概念なのです。
以前に 「ゴールデンエイジ
」 というタイトルで子どもの発育過程を記事にしましたが、そのなかのスキャモンの発育曲線によると神経系の発達時期( 5~10歳)を過ぎた後は持久力の発達時期( 10~15歳)がやってきます。
持久力が発達するということはすなわち呼吸・循環系の機能が発達するという意味で、裏を返せばそれまでは呼吸器系が未成熟であるのが子どもなのです。
重度のアレルギー反応が起きれば、呼吸器系が未成熟である子どもはすぐに呼吸困難に陥ってしまうかも知れません。
そんなときにエピペンの使い方だけでなく、子どもの特性を踏まえた蘇生法(小児 BLS)も知っておくことで適切な対応を取ることができる・・・身体が未発達な子どもが対象であるからこそ今回のようなチャイルドケア専門家向けの講習が大きな意義を持つのだと実感しましたね。
得るものが大きかった講習会でした。
今月 5日の土曜日は、次男の小学校音楽会に行ってきました。
こちらは写真主体で。
音楽会の後、休む間もなく次男はそのままカブスカウトのクマ訓練キャンプに出かけていきました。
家の近くの児童センター中庭を使っての 1泊キャンプでしたので、今回デンリーダーは全員不参加で翌朝息子を迎えに行きましたが・・・朝から駆けっこしてるやん!
(なんでこんなにテンション高いんじゃ?)
ふぅ、我ながら今回の記事は長かったス。。。