★★
鑑賞No:02348
製作:2012年/アメリカ/83分
監督:ラリー・チャールズ
出演:サシャ・バロン・コーエン/アンナ・ファリス
悪政の限りを尽くすワディヤ共和国の独裁者・アラジーン将軍。核兵器開発を疑う国際社会からの締め付けが次第に厳しくなり、国連で釈明するためニューヨークにやって来たアラジーンだったが、側近に裏切られ、影武者にとって代わられてしまう。途方に暮れるアラジーンに救いの手を差し伸べたのは博愛主義の活動家ゾーイだった・・・。
「独裁者」と「星の王子ニューヨークに行く」を混ぜ合わしたような作品だが、政治批判映画でも正統派のコメディ映画でもない。風刺的ではあるが、ギャグは低俗、下品で、分かりやすい内容ではあるが、パロっている実在の独裁国家のことを考えると笑えない映画でもある。ともかく、このノリやギャグにはまれるかどうかという個人の趣味で大きく評価の分かれる作品。