アルゴ | シネマ大好き!

シネマ大好き!

今まで観た映画の感想です。

★★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02349
製作:2012年/アメリカ/120分
監督:ベン・アフレック
出演:ベン・アフレック/アラン・アーキン


1979年11月4日、革命に沸くイランで米国大使館が過激派に占拠され、密かに脱出しカナダ大使私邸に逃げ込んだ6人を除く52人の大使館員が人質にとられる。過激派の要求は、癌治療の名目で米国に渡った悪名高き前国王パーレビの引き渡しだった。こんな中6人の脱出が明るみに出れば公開処刑は避けられないため、CIAのトニー・メンデスはSF映画『アルゴ』の製作をでっち上げ、ロケハンのクルーとして6人を出国させようと暗躍するが・・・・。


第85回アカデミー賞で作品賞を受賞した作品。1979年にイランで実際に起きたアメリカ大使館占拠事件と、アメリカ人6人を国外に脱出させるためにCIAが決行した救出作戦“ハリウッド作戦”を大胆な脚色を交え描いている。最初はさほど緊張感が感じられないきらいがあったが、脱出のために空港に向かうあたりから、一時も目が離せない緊張感の高まりが始まる。そして何度もヤバいと思わせるシーンの連続。もうハラハラのしっぱなし。そして飛行機に乗り込むが、革命軍側に気付かれ、飛行機と追手のジープとの並走で緊張感は最高潮に!エンドロールで脱出した6人の俳優と本人の写真が並べて映されるが、皆本人と見間違えるほど似ていてビックリ。この映画のこだわりを感じた。