20世紀少年 -第2章- 最後の希望 | シネマ大好き!

シネマ大好き!

今まで観た映画の感想です。

★★★+


シネマ大好き!
鑑賞No:01823
製作:2009年/日本/139分
監督:堤幸彦
出演:豊川悦司/常盤貴子/平愛梨/香川照之


“血の大みそか”から15年後。世界同時多発テロの首謀者として、歴史の教科書にも載る極悪人となったケンヂ。一方、ともだちは救世主として祭り上げられていた。だが、ことの真相を知るケンヂの姪・カンナは高校生となり、いつの日かその汚名を晴らし、ともだちの正体を暴こうと心に秘めていた。そんなある日、問題児扱いのカンナは「ともだちランド」に送られることに。そこは社会のルールから外れた人間を洗脳する施設だったが、カンナはそこでヨシツネと再会する・・・・。


なかなか第1章は面白かったが、時代設定が変わり(15年後)、主役も変わり、秘密基地メンバーのその後の説明も十分ではなく、テンポの速い展開で・・・と原作の漫画を読んでいない人(自分もそうだが)には、ちょっとついていくのが大変なストーリー展開。時代も大きく変わったせいもあって、映画から醸し出される雰囲気も大きく違い、続編のような気がしない感じもあった。結局、中心となる謎は良く分からず、結論は最終章の3作目に委ねることとなりそうで、つなぎ役のような位置づけの、3部作における2作目の宿命を感じざるを得なかった。最大の謎である“ともだち”の正体は明かされないままだが、最終章で納得の行く結論にして欲しい気持ちでいっぱい。