ターミネーター4 | シネマ大好き!

シネマ大好き!

今まで観た映画の感想です。

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01770
製作:2009年/アメリカ/114分
監督:マックG
出演:クリスチャン・ベイル/サム・ワーシントン


2018年。地球上のあらゆる都市は「スカイネット」による核攻撃を受け荒廃していた。そしてスカイネット率いる機械軍は人類壊滅に向け、さらに総攻撃をかけようとしていた。そんな中、核攻撃から生き延び、レジスタンスとなったジョン・コナーは機械軍と交戦と続けていた。一方、ロサンゼルスではマーカス・ライトという男が荒れ野原で目を覚ますが、彼は一切の記憶を失っていた。彼はその場に居合わせた少年と出会うが、その少年こそ後にジョンの父となるカイル・リースだった・・・。


前作の「T3」があまりにもひどかったため、本作「T4」はだいぶ盛り返した感じ。ただ「T1」「T2」の面白さには及ばないかな・・・というのが正直な感想。そもそも、「T1」~「T3」は現代社会に未来からターミネーターがやってきて、機械軍の最強の敵であるジョン・コナーを抹殺しようとする話で、アクション+追われモノ映画の印象が強いが、本作は時代もタイプも異なり、続編ではあるが全く違うタイプの「ターミネーター」ものとなっている。続編製作も決まっているようなので、感じとしては「新ターミネーター」シリーズとなりそうな雰囲気。ただ、感じは過去3作と異なるものの、続編であることを強調するかのごとく、過去作と随所でリンクはされている。CG技術のさらなる発達により迫力ある映像は見ものだが、CGに頼るばかりにストーリー的にはありきたり感は拭えず、イマイチといったところ。主役と思われがちなジョン・コナーだが、本作ではジョン・コナーよりも彼やカイル・リースを助けるマーカス・ライトの存在感が大きい映画だった。ただ存在感といえば、わずかな時間の登場となるが、シュワちゃん(合成CGだが)演じるターミネーターの登場は一番盛り上がり、さすがに存在感も別格だった。