宇宙で1番ワガママな星 | シネマ大好き!

シネマ大好き!

今まで観た映画の感想です。

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02236
製作:2010年/日本/91分
監督:伊東寛晃
出演:大倉孝二/きたろう/ゴリ/マイケル富岡


スペースヌードルの景品で宇宙旅行を当てた5人の男達は記者会見終了後、ロシアの宇宙飛行士訓練施設に向うため空港行きのバスに乗り込む。しかし、その途中、バスの中に睡眠ガスが流され、5人は眠ってしまう。その後、訓練施設に到着し、目を覚ました5人に対し訓練が始まるが、その訓練内容に5人は少しずつ不安を募らせていく・・・・。


この映画を観てまず頭をよぎったのは「カプリコン・1」という作品。1977年製作のアメリカ映画だが、SF映画という1つのジャンルにはまることなく、国家計画の陰謀に巻き込まれていく人々を描いた、政治ドラマあるいはサスペンスドラマの要素も多分に持った作品で非常に面白かった。本作はこの「カプリコン・1」のパクリ的映画だが、内容的にはSFともサスペンスとも言い難く、パクリとさえ言い難い低俗コメディ映画と言わざるを得ない。出演者もパっとしないキャスト陣で、お金を出来るだけ使わずに作ったような映画で、ある意味、さすが吉本興業といえるかもしれない。