★★+
 
鑑賞No:02244
製作:2003年/アメリカ/99分
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:ジョージ・クルーニー/ジェレミー・デイヴィス
心理学者のクリスは、惑星ソラリスの異変を調査する仕事を依頼される。渡されたビデオに写っていたのは、探査チームのリーダーでクリスの親友、ジバリアンが、困惑し助けを求める姿だった。宇宙ステーション、プロメテウスに足を踏み入れたクリスだが、そこで生き残っているのは科学者のスノーとゴードンだけ。一体何が起こっているのか、2人の話を全く理解できないクリスに、奇怪な現象が起こり始めた・・・・。
オリジナルの「惑星ソラリス」は観ていないが、本作もやはり予想通り難解な作品で、正直よくわからなかった。ただ、自分が同じ立場になったらどういう選択を取るのか考えさせられる映画だった。もし、自分の妻が死んで、その現実を受け入れて現実社会で生き続けるのがいいのか? あるいは虚実ではあれ、実体はなくてもイメージだけでも愛する妻のいる世界で暮らす方がいいのか? 歳を取れば取るほど悩ましい選択であり、しみじみ考えさせられた。