ロボジー | シネマ大好き!

シネマ大好き!

今まで観た映画の感想です。

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02275
製作:2012年/日本/111分
監督:矢口史靖
出演:ミッキー・カーチス/吉高由里子/濱田岳/川合正悟


弱小家電メーカー「木村電器」のエンジニア3人は、ロボット博の企業広告を目的とした二足歩行ロボットの開発を社長から命じられていた。しかし発表1週間前に開発中のロボット「ニュー潮風」は大破してしまう。途方に暮れた3人はロボットの中の人を募集し、その人に「ニュー潮風」を演じてもらい窮地を凌ごうと考えた。架空のオーディションで選ばれたのは73歳の老人だったが・・・。


ちょっとリアリティに欠けるきらいのある作品ではあったが、それでも苦肉の策で嘘をついた3人が何とか嘘がばれずに危機をクリアしていく様はドキドキさせられる。サラリーマンであれば同情できない点もないわけではない状況ではあるが、企業として社会に対して虚偽の製品を公開することは大きな罪であることもやはり見逃すことは出来ない。その辺のジレンマを最後にどう決着させるかを期待して観ていたが、それは無理があるだろうというオチで丸く収めようとした結末にはちょっと不満が残った。実は重いテーマである設定を、コミカルに描こうとしたところにやはり無理があったのだろうか?