おかえり、はやぶさ | シネマ大好き!

シネマ大好き!

今まで観た映画の感想です。

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02276
製作:2012年/日本/114分
監督:本木克英
出演:藤原竜也/杏/三浦友和/前田旺志郎


2003年5月9日。“小惑星イトカワのカケラを拾って地球に持ち帰る”という、成功すれば人類初の快挙となるミッションを帯びて、鹿児島県内之浦から、小惑星探査機“はやぶさ”が打ち上げられた。順調な航行を始めた頃、打ち上げから5年半を経過した火星探査機“のぞみ”が、度重なるトラブルと故障のため、プロジェクトを終了し、税金の無駄遣いと非難を浴びることに・・・・。


同時期に製作された“はやぶさ”関連映画3作のうちの1作。「はやぶさ HAYABUSA」に次いでの鑑賞となった本作だが、共に実話に基づいたストーリー展開だけに内容は似たり寄ったりで、2作目だった関係もあり、新鮮味は薄くなってしまった。大きな相違点はサイドストーリーとして大橋親子の確執と和解、主人公の同僚の妻の病気が描かれていたが、大橋親子の方はいいとして、病気の方はあまり関係がなく、なくてもよかったかも。専門技術の説明は分かりやすく作ろうとした意気込みは感じられるものの、教育テレビ的な説明だったため、ちょっとドラマ性が薄れるきらいがあった。