三国志英傑伝 関羽 | シネマ大好き!

シネマ大好き!

今まで観た映画の感想です。

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02271
製作:2011年/中国/109分
監督:フェリックス・チョン/アラン・マック
出演:ドニー・イェン/チアン・ウェン


劉備と敵対する曹操の捕虜になってしまった関羽だったが、曹操軍と袁紹の率いる軍勢が刀を交えた「白馬の戦い」で曹操を助け、勝利に貢献する。曹操は関羽を部下に引き入れようとするが、劉備の元へ戻ることを譲らない関羽の願いを聞き、6つの関所を手形なしに通れるよう手配する。しかし、皇帝が関羽殺害の命を出したため、道中で幾度となく命を狙われることになり・・・・。


三国志の中の「過五関、斬六将」というエピソードを映画化した作品。三国志に詳しくないとよく分からない内容かもしれない。蜀の武将・関羽の剛勇と忠義・人柄を表すエピソードだが、蜀の敵としてとかく悪く描かれる魏の曹操も、このエピソードでは関羽を真の武将として好感と好意を思って彼の意思を尊重し扱う良き武将として描かれている。そのため、悪役が皇帝になっていたのには少々う違和感はあった。アクション映画というだけあって、いわゆるチャンバラシーンは多いが、人物そのものは思ったほど描かれていなかった。