★★★★
鑑賞No:02270
製作:2012年/日本/142分
監督:山崎貴
出演:吉岡秀隆/堤真一/小雪/堀北真希
昭和39年。三丁目の住民たちは、オリンピック開催や新幹線開通に沸いていた。鈴木オートの社長、則文も大きなカラーテレビを買い、近所の人を集めて得意になっており、従業員の六子は仕事の腕をめきめきと上げ、一家は順風満帆に見えた。そんな時、六子に思いを寄せる、菊池という病院の医師が現れる。しかし、菊池には悪い噂があった・・・。
映像&CG的には3作目ともなると見慣れたせいもあって、1作目ほど感動がなくなった。ストーリー的にはいくつかのエピソードで構成されているが、どれも親子愛が底辺に流れていて、陳腐な内容ながら年のせいか、ついつい涙ぐんでしまう。特に茶川先生と父親の勘当にまつわる真相、そして今度は自分が父という立場になって同じようなことを淳之介にするところは胸がつまる。登場人物はほとんど顔馴染みながら、前作より5年の月日が経っているという設定で、子供の成長を筆頭に、登場人物を取り巻く環境などの変化も興味深く、昭和世代にとってはやはり懐かしいシーンもあって楽しめる。