引き裂かれたカーテン | シネマ大好き!

シネマ大好き!

今まで観た映画の感想です。

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02049
製作:1966年/アメリカ/128分
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ポール・ニューマン/ジュリー・アンドリュース


アメリカの物理学者マイケル・アームストロングは、助手で婚約者のサラ・シャーマンと共に、国際物理学者学会への参加のためコペンハーゲンを訪問していた。その学会の最中、マイケルは書店に注文していた本を受け取る。その本を見た後、マイケルはサラに突如ストックホルムに行くと告げるが、実は東ベルリンに行こうとしていることをサラは知ってしまう。そしてマイケルと同じ飛行機に乗り、マイケルの後を追うが・・・・。


前半はさほどでもない展開ですが、東ベルリンに行って真相が分かってからは結構ドキドキの展開。農家での殺人から様相は大きく変化し、ヒッチコックお得意の追われ型・脱出劇が展開し始める。背景が東西冷戦ということもあり、その緊張感はその時代を知っている人には高い。追う方も逃げる方も組織力を駆使しての応戦に最後まで息をつくことができないのはさすが。特にバスでの逃亡シーンは緊張の最高点だった。