★★
鑑賞No:02153
製作:2010年/アメリカ/94分
監督:グレッグ・ストラウス/コリン・ストラウス
出演:エリック・バルフォー/クリスタル・リード
ロサンゼルスの高層マンションに住む友人宅を訪れていたジャロッドと恋人のエイレンは明け方、巨大宇宙船が青い光を発しながら地上の人間を吸い上げる異様な光景を目の当たりにする。やがて夜が明け、母艦から無数のエイリアンが放たれ、彼らはエイリアンからのサバイバルが始まるが・・・・。
どこかで見たような・・・、そんな新規性のない感じの映画。全体的には「宇宙戦争」を真っ先に想像させる。他にも、「クローバーフィールド」や「第9地区」などからちょこちょこパクってごった煮したような感じ。タイトルの「征服」ももちろん地球征服のことだろうが、舞台の中心が高層マンションの一室と、そこから見える外の景色だけなので、世界征服という世界観が全く感じられない。また登場人物も主人公のアベックとその友人、それ以外はマンションの住人で犬を抱いた老人ぐらいで、これだけの事態でありながらパニック性もあまり感じられない。そして極めつけはラスト。「えっ!これで終わり」という中途半端な終わり方は何を意味する?消化不良すぎる終わり方にただただ唖然。