パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉 | シネマ大好き!

シネマ大好き!

今まで観た映画の感想です。

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02174
製作:2011年/アメリカ/141分
監督:ロブ・マーシャル
出演:ジョニー・デップ/ペネロペ・クルス


古い仲間のギブスを絞首刑から救うべく、ロンドンに現れたジャック・スパロウ。裁判官に化けたジャックは、適当な罪状でギブスを牢獄送りにし、護送中に救い出そうと画策するが、結局捕まり国王ジョージ2世の前に引きずり出される。国王はジャックに永遠の命をもたらすという“生命の泉”への道案内を命じるが、なんとかその場から逃げ出す。その後、「ジャックが“生命の泉”を目指すため乗組員を集めている」という噂を耳にし、偽物のジャックを突き求めると、それは彼がかつて愛した女海賊アンジェリカだった・・・。


ジャック演じるジョニー・デップとともに主役級の活躍をしていたオーランド・ブルームとキーラ・ナイトレイが今回は出演しておらず、その代わりにジャックの元恋人役でペネロペ・クルスが出演していたが、やや存在感に欠ける嫌いはあった。全体的には前3部作とはちょっとイメージの違う作品になっており、良くも悪くも新鮮な感じはしたが、これまで築いた作品感から来る大きな期待には少し応えられていない気のする作品になっていた。特に前半は、テンポ良いアクションシーンはあるものの、前シリーズをしのぐものにはなっておらず、本当に気を入れて観れだしたのは、後半の人魚の登場シーンぐらいからで、目的の“生命の泉”に向けての展開は前半部に比べ格段に面白かった。ただ、人気作品も4作目となると、前宣伝の大きさに比べ、その期待を上回ることはやはり難しいものだと感じる作品だった。