アメブロ「太陽と共に始めよ」2024/06/27(木) | ブログ 太陽と共に始めよ

💓💛💖 アメブロ「太陽と共に始めよ」2024/06/27(木)

 


● 第二日課:2コリント8:7-15
8:7 あなたがたは信仰、言葉、知識、あらゆる熱心、わたしたちから受ける愛など、すべての点で豊かなのですから、この慈善の業においても豊かな者となりなさい。 8:8 わたしは命令としてこう言っているのではありません。他の人々の熱心に照らしてあなたがたの愛の純粋さを確かめようとして言うのです。 8:9 あなたがたは、わたしたちの主イエス・キリストの恵みを知っています。すなわち、主は豊かであったのに、あなたがたのために貧しくなられた。それは、主の貧しさによって、あなたがたが豊かになるためだったのです。 8:10 この件についてわたしの意見を述べておきます。それがあなたがたの益になるからです。あなたがたは、このことを去年から他に先がけて実行したばかりでなく、実行したいと願ってもいました。 8:11 だから、今それをやり遂げなさい。進んで実行しようと思ったとおりに、自分が持っているものでやり遂げることです。 8:12 進んで行う気持があれば、持たないものではなく、持っているものに応じて、神に受け入れられるのです。 8:13 他の人々には楽をさせて、あなたがたに苦労をかけるということではなく、釣り合いがとれるようにするわけです。 8:14 あなたがたの現在のゆとりが彼らの欠乏を補えば、いつか彼らのゆとりもあなたがたの欠乏を補うことになり、こうして釣り合いがとれるのです。 8:15 「多く集めた者も、余ることはなく、/わずかしか集めなかった者も、/不足することはなかった」と書いてあるとおりです。

:今週のテーマ【確かな信仰】

【聖句断章】8:7
あなたがたは信仰、言葉、知識、あらゆる熱心、わたしたちから受ける愛など、すべての点で豊かなのですから、この慈善の業においても豊かな者となりなさい。
    
@ 【豊かに与えられた賜物】との意識  :  全ては神からの法外な恵みの賜物 : 私たちはこの意識を持ち、そしてそれを共有しているか? その意識の共有こそ、キリスト者を【確かな信仰】へと高める。
 
 * パウロはその観点から信徒の信仰をチェックして、キリストの教会を【確かな信仰】へと高めことに情熱を燃やしている。そのチェック項目の一つが、【他の人々の熱心に照らしてあなたがたの愛の純粋さを確かめる こと】であった。 ここには【愛の純粋さ】という概念がパウロ特有の教会をひとつの体として見、各自をその身体の部分と見る 「体」概念の脈絡の中で【バランス、釣り合い】という概念がここに登場する。

* その体共同体の各部分が〔もし分かち合わなければ〕体はどうなるのか? 富める者と貧しい者との格差はますます広がり、「バランス」がとれなく、「釣り合い」という健全な思念を抱けない搾取社会がシステム化される。その累積の結果、人類史は今日にまで至っている。それは悪魔的絶望的アンバランスの世界である。今日のような株式市場で一晩で大金持ちになれる金融資本主義の制度はまさに、ほんの一握りの富める者と大多数の貧しい人々とに分離され、その格差ゆえにますます多くの人々が奴隷化されて苦しんでいる。

* パウロ当時としても、その規模は別にして、奴隷制度をとおしてそのような矛盾が支配した世界だった。そのローマ世界への福音宣教者として、パウロは本能的直観的に、もっと正確に言えば、まさに神の啓示をとおして、お金についてのアンバランスを解消する方途が信仰者の共同体である教会の中でまず率先してなされるべきことが示されたにちがいない。そしちてそれの実現のための具体的実践の一環として彼は【バランスと釣り合い】論に基づく【慈善】論を実践的に展開していった。それはそれまでのローマを含む古代社会では想像もできない概念を、福音的理想に基づく教会の分かち合いの実践を通して福音の具体的実りが世界に初めて導入されたことを意味する。

💕 神からの法外な恵みが泉の源となり、その恵みの水が分かち合われることによって世界(社会)が一緒に豊かになることを見ることは、我々に信仰の確かさを確信させる大きな力となる。

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