アメブロ「太陽と共に始めよ」2024/03/20 (水) | ブログ 太陽と共に始めよ

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翻訳:水曜特番
Genesis 6 Conspiracy : How Secret Societies and The Descendants of Giants plan to enslave Humankind
 by  Gary Wayne  2014 imprint of Deep River Books
 『創世記6章陰謀 :秘密結社と巨人の子孫たちの人類奴隷化計画
第三部 【アナクの子孫たち : その血脈と契約】第34章 エリコ
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第三部 【アナクの子孫たち : その血脈と契約】

 

♠ 第34章 エリコ  364~370/1004頁

≪そのとき、主はヨシュアに言われた。「見よ、わたしはエリコとその王と勇士たちをあなたの手に渡す。あなたたち兵士は皆、町の周りを回りなさい。町を一周し、それを六日間続けなさい。 七人の祭司は、それぞれ雄羊の角笛を携えて神の箱を先導しなさい。七日目には、町を七周し、祭司たちは角笛を吹き鳴らしなさい。彼らが雄羊の角笛を長く吹き鳴らし、その音があなたたちの耳に達したら、民は皆、鬨の声をあげなさい。町の城壁は崩れ落ちるから、民は、それぞれ、その場所から突入しなさい。」≫     ヨシュア記6:2-5


* アモリ人はアマレクからエジプト軍の総崩れのうわさを聞いたし、アマレクがイスラエルに屈服させられたことを聞いた。エリコのアモリ人にはヨルダン川東のシホンとオグのアモリ人同胞に対する絶滅戦はあまりにも有名だった。恐れに取りつかれたアモリ人はエリコの古くからの堅固な城壁の中で高い壁が守ってくれることに望みを託して震えていたであろう。

* しかしイスラエルはエリコの壁を崩すのに何故とても不可思議な儀礼や儀式によってしたのだろうか? エリコの破壊の底流に隠された意味は何だろうか?

* 大半の考古学者はエリコが今から11,000年前の昔、際立って有名な町だったことを認めており、世界最古の町だと信ずる者さえいる❶。エリコが征服された仕方も、エリコが契約の地で最初に征服された町だったことも、エリコの偉大な時代とその象徴性もみな偶然ではない。聖書はそのようには動いていない。アモリ人の他の南部の都市国家も全てエリコと同様の仕方で完全に破壊された。同じ破壊儀式が他の南部アモリ人の都市国家でも行われたのではないだろうか?どれも角笛が関わっている。

* イスラエルは物凄く高く堅固で伝説的な神秘的城壁都市を単に攻撃したのではなかった。ヨシュアと契約の箱に先導されたイスラエルは完全武装した要員が守るこの古の偉大な要塞都市の周りを一日に一回、六日間連続で、七人の祭司だけが許されて角笛を携えて行進するよう命じられた。この一週間続くドラマの間、イスラエルの軍は 一言も発してはならないと命じられた。

* 七つのラッパの儀式は全てを新たにすることを象徴する破壊の古くからの儀式行動だった❷。申命記は征服が約束の地の更新の始まりだったと伝えている。エリコは神がイスラエルと交わした聖約の一部として聖なる儀式で神に捧げられた、契約の地での最初の実りとして考えられた。

* エリコの戦いは過越祭の安息と除酵祭の安息期間の間に始まった。事実、過越の祝いが攻撃直前まで行われ、角笛の儀式が始まったのが過越の初日だった❸。エリコが特別な意義と宗教的な意味で選ばれたのでなければ、主に捧げられた過越と除酵祭の七日の間中ずっと準備的宗教的儀礼的儀式があったのは何故か? 何故この神の聖祭が終わるまで待たなかったのか? 聖祭期間中に戦いが集中した意義は何だったのか? 1500年後、過越後、除酵祭の始まる日に、もう一つの聖なるスペクタクルが起こった。それは救いの最初の実りの最初の聖なる献げ物、キリストの十字架であった。

* また、一週間続くこの聖祭の準備の日に全てのイスラエルの家庭と彼らがいる場所がどこであれ全ての場から全ての種入りのパンと全ての酵母が取り退けられたことにも注意していただきたい❹。パンを膨らませる酵母は高慢と傲慢と罪を象徴していた❺。高慢は洪水前時代のネフィリムの暴力と堕落を象徴的に表していた。これら全ての象徴は決して偶然ではない。聖書は偶然で動いていない。

* アモリ人がエリコの堅固な壁の内で怯えた策を弄しても何の力もなかった。エリコは主のための特別な犠牲として取り置かれていたからである。エリコは神の命令に一字一句従うことを条件にイスラエルの手に渡されるように定められていた。過越祭と除酵祭の週の最後の日、第七日にもイスラエルの武装軍がその前の6日と同じ儀式を繰り返すが、この日には町の周りを行進する儀式で角笛を七回吹くように命じられた。イスラエルの民全員が角笛に合わせて鬨の声を上げると、エリコの壁は崩れ落ちた❻。イスラエルの軍隊は伝説の町に雪崩れ込み、驚き混乱している籠城者たちを皆殺しにした。遊女ラハブとその家族だけはイスラエルの諜報員たちを助けたので救われた❼。ラハブの家を除いて、町はすべて崩落し、燃やされ、完全に破壊された。全ての宝物は主の家の宝物として取り分けられた。ヨシュアは最後に、将来この伝説の町を再建しようとする者は誰でも呪われると宣言した❽。エリコは後の世界の全世代への前例となるべく、特別な破壊のために取り分けられていた。

* この壮大な聖書の物語は実に奇妙である。そんなにも沢山の儀式や神秘がエリコの破壊に付着しているのは何故なのか? わたしは、イスラエルの約束の地に住む他の民族に対して、イスラエルを養い守っているのが宇宙の真の唯一全能の神であることを示す神自らの強力な宣言だったと思う。聖書は天に聳える高い城壁を有する約束の地にある町々のことを描いている❾。エリコが約束の地の中のネフィリムに浸食された町々全てに起こるべき前例として特別に取り置かれたのは間違いない。

* ヨルダン川の奇跡、オグとシホンの軍の壊滅、エジプト軍に起こった出来事についての国々の噂の全てに加えて、エリコの崩壊は、ネフィリムに浸食された他の民族全体に完全な恐怖をもたらすためのものだった。出エジプトの奇跡は神の怒りに触れた経験がなかった他の民族に警告としてなされたが、しかしそれらの雑多な民族はその警告を無視した。

* ここで我々はこの伝説の町の偉大な時代のことを考えてみなければならない。考古学者たちはエリコの基層を紀元前8300年頃としている。最初の千年の間に高さ16フィート(約 4.8m)もある三つの巨大な壁が建てられ、堅い岩盤に深く掘られた溝が大きな壁の周囲を囲み補強された❿。何故そのような防壁が建てられたのだろう? 誰から守るためだったのか? ここで、カインがエノクの町と他の60の町々を建てたことを想起してほしい。それらはみな、戦争に備えるための要塞都市だった。また、シュメール神話のウルクの町は洪水前も洪水後も強大な都市であったことも思い出される。エリコ、ウルク、エノクは関係があるのではないか?

* これらの出来事が起こったのはもちろん洪水前である。コリンズによれば、エリコには Lake Vanにあるウオッチャー文化と取引していた考古学的証拠があるという⓫。シュメール人、バビロニア人、アッカド人たちはみな、洪水前の元々の町々が黒い頭の人間とネフィリム以前の神々のために建てられたと信じていた。エリコは洪水前と洪水後を結ぶ町だった。エリコがネフィリムとウオッチャーに犯され暴力的となった洪水前時代の不従順な神殿であった可能性は全くある。

* 確かに、エリコの壁は洪水前の戦いを表している。Alfordによれば、地の表を象徴する洪水前の表現語は壁だった。この語の中に、エリコが洪水前の地上を表しているように思える⓬。

* エリコの破滅とその堅固な壁の崩壊のために吹き鳴らされた第七のラッパはエリコの破滅とイスラエルによる契約の地の新生を告げ知るラッパでもあった。ヨシュアによるエリコの破壊は洪水による洪水前世界の破壊とノアとその家族による地の新生を象徴している。エリコの破滅はまた、汚染された洪水前の生き残りの一掃を公式に開始することをも表している。契約の地へのイスラエルの定住は地の新生を表している。

* これら全てに加えてさらに、ヨシュアはラハブの家族以外の全てを絶滅させるよう命じた。ヨセフスによれば、エリコは、動物、略奪品も含め皆殺しにされ、主への聖なる献げ物として、最初に征服された町として契約の地での最初の実りとして神へ献げられるべきものだった⓭。全ての生き物が殺され、死体も含めて全都が焼かれた⓮。これらのことも一貫して主への焼き尽くす献げ物だった。古代イスラエルの初物祭はいつも収穫の準備が整った最初の安息日の次の日から始まった⓯。エリコの滅亡の日は除酵祭の準備の安息日だった。

* 初物祭にはイスラエルが穀物とブドウの初物に与る前に、焼き尽くす献げ物の犠牲の仔羊が一緒に捧げられた⓰。それはちょうど、後にイエスが救いの収穫の初物としてささげらえたのと同じようである。初物祭は豊かな収穫の初物を祝う祭りである。それはまた、収穫や収穫の七週祭⓱が、大いなる虐殺の預言的比喩でもある。それが黙示録における終わりの収穫⓲や、マタイが規定している収穫である⓳。

* 収穫としてのエリコの象徴は神に捧げる犠牲の初物であり、約束の契約の地での征服が、続く大いなる収穫/虐殺の予兆でもあった。かくしてエリコの破壊は比喩的に収穫前の最初の安息日に起こった。収穫の七週祭は収穫の初物祭の後50日間続いた。ペンテコステはそれを象徴している⓴。同様に、黙示録の聖徒たちは終わりの時の収穫の焼き尽くす献げ物(ホロコースト)を表すものと考えられる㉑。この象徴においてエリコは約束の地の収穫の初物であり、焼き尽くす献げ物であり、角笛によって完成するイスラエルの祭りの儀式だった。

* 同様に、角笛祭と仮庵祭(幕屋祭とも言われる)は創造の更新を表すものとしていつも多くの学者は考えている㉒。仮庵祭には雄羊の角のショーファーが用いられた㉓。ショーファーはイスラエルが戦争に出陣する時に、また、聖会を告げる時にも吹き鳴らされた。ショーファーはイエスの再臨の時に吹き鳴らされラッパ、また、最後の審判の厳かな集会の時に吹き鳴らされラッパの暗喩としても知られる。この長く伸びた角笛は犠牲を捧げる間中吹かれ、安息日の始まりと終わりを告げる時にも吹かれた㉕。これら両義の角笛としてエリコで角笛が用いられた。

* 角笛は後代には祭りの間中一日中エルサレムで吹かれたが、エルサレムの城壁外では決して吹かれなかった㉖。そのことと壁の外で吹かれたエリコとの関連はどうか?イスラエルがエルサレムの壁が崩れるのを恐れたからだろうか?

* ラビたちは最初の角笛の日に象徴的な預言の日として神が御前を通る全ての人間を裁かれるだろうと信じている㉗。エリコは、唯一真の神の栄誉のために、また、ネフィリムに感染し堕落した民族へのしるしとして、尋常でない儀式的神秘的な破壊のために取り置かれた。神は洪水前時代の人類をわがものとしたネフィリムを破滅させた。ネフィリムと彼らの偽りの神々と当時の民族にそれを防ぐ余地は何もなかった。神は今一度、その準備を整えられる。

* 聖書における謎めいた細部は余剰反復ではない。また単なる効果狙いのためでもない。エリコの細々した物語の細部は究極の絶滅を描いている。この象徴的な破壊の仕方は、そこに万神教の神々存在していないことによって彼らの力の沈黙を際立たせたている。賽が投げられた時、万神教の神々と呼ばれるものはみな宇宙の唯一真の神に服従させられた。

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 次回:第35章 「呪われたアマレク」
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