アメブロ「太陽と共に始めよ」2024/02/20 (火) | ブログ 太陽と共に始めよ

💓💛💖 アメブロ「太陽と共に始めよ」2024/02/20 (火) 💖💓💛💖🌈

 

 
● 第一日課:創世記17:1-7,15-16
17:1 アブラムが九十九歳になったとき、主はアブラムに現れて言われた。「わたしは全能の神である。あなたはわたしに従って歩み、全き者となりなさい。 17:2 わたしは、あなたとの間にわたしの契約を立て、あなたをますます増やすであろう。」 17:3 アブラムはひれ伏した。神は更に、語りかけて言われた。 17:4 「これがあなたと結ぶわたしの契約である。あなたは多くの国民の父となる。 17:5 あなたは、もはやアブラムではなく、アブラハムと名乗りなさい。あなたを多くの国民の父とするからである。 17:6 わたしは、あなたをますます繁栄させ、諸国民の父とする。王となる者たちがあなたから出るであろう。 17:7 わたしは、あなたとの間に、また後に続く子孫との間に契約を立て、それを永遠の契約とする。そして、あなたとあなたの子孫の神となる。 17:15 神はアブラハムに言われた。「あなたの妻サライは、名前をサライではなく、サラと呼びなさい。 17:16 わたしは彼女を祝福し、彼女によってあなたに男の子を与えよう。わたしは彼女を祝福し、諸国民の母とする。諸民族の王となる者たちが彼女から出る。」

:今週のテーマ【神の契約更新】

【聖句断章】17:1
アブラムが九十九歳になったとき、主はアブラムに現れて言われた。「わたしは全能の神である。あなたはわたしに従って歩み、全き者となりなさい。
    
@ 「アブラムが九十九歳になったとき」:創世記12章でアブラハム(その時はまだ生来の自分の名前アブラムであった)が生まれ故郷ウルから父テラと共にハランに移り住み、そこで神から召命と祝福を受けてハランを旅立った時、「アブラムは七十五歳であった」とあるので、「99歳」とはそれから14年が経ったことになる。アブラムたちは神の祝福の約束を信じ、それを頼りにカナン各地、或る時にはエジプトまでもあてどもない旅を続けていた。この事だけでもアブラムたちの信仰の試練であったにちがいない。そんな或る夜突然、カナンの野で「主はアブラムに現れて言われた」と、アブラムをハランで呼び出された神の声が再び天からあった。

* 神が主である人生において神の声がかかる時は、神の時次第である。人間の自分自身の選択とは一切関係ない。(神の)時が満ちたのだ。人によってその間の時間は様々である。わたしの同様の経験ではそれは50年だったが、アブラムの場合は14年だったということである。また、イエス様のように、神の時が満ちたのは、歴史の流れの中で幾世代、何千年かもしれない。そのこと自体、時の支配者は神ご自身であり、神が主であり、我々は我々自身の主でもないことを示している。

* いずれにしても、神の声が天からあった。その声の内容は「わたしは全能の神である。あなたはわたしに従って歩み、全き者となりなさい」だった。聖書には「わたしが生きているようにあなたも生きなさい」との趣旨の言葉がよく出て来る。この神にしてこの人間あり、なのである。人間は神に似てくるのである。それは人間のモデルが神であることを意味している。

* 「わたしは全能の神である。」だから「あなたも全き者となりなさい 」。同様にレビ記19章には有名な聖句として「わたしは聖なる者である。だからあなたも聖なる者となりなさい」がある。

* これは神の新たな契約更新の内容である。人は神に従い、神に似た者となる。親に似た子。この親にしてこの子あり。子のモデルとしての親。それが年を取った者の尊厳であり、この縦関係はそれが断たれれば人類の生存が危うくなるほど重大な事柄である。
 
@ 神のアブラハムとの契約は 真の信仰の確立のための契約だった。神の契約更新としては先週のノアとの契約に続く第二弾である。 「人を生かす真の信仰の確立に向けて」神は契約を結ばれた。時代はその時を迎えたのだ。ノアの時代から時代を経て、神の時が満ち、新たな契約を結ぶ適時が到来したのだ。
 
* その時、アブラムは神から新たな名前をいただく。アブラムアからブラハムへ、そしてサライもサライからサラへと名を授かる。アブラムもサライも故郷ウルの偶像崇拝の色濃い意味を戴した名前だった。神がアブラムをウルやハランから引き離されたのは、彼ら家族を偶像崇拝の危険から引き離すためでもあったことが、明日掲載する翻訳箇所に載っているので、引用する。
    
    ≪ カルディア人は元々北バビロン、アッカドから始まった。彼らは占星術と天文学に優れた攻撃的好戦的な民だった㉞。カルディア人は間違いなくニムロドの息子たちだった。カルディアでニムロドは彼の臣下に偶像の拝火教を勧め、それを拒否した者たちを皆、巨大な炉の中に投げ込み、彼の堕落した邪悪な万神殿への犠牲として捧げた。それは来るべき反キリストとしてヒットラーが5000年後採り入れることとなるもうひとつの反キリストの特徴だった。・・・人々を炉の中で殺すことについては、ニムロドがアブラハムにも同じことをして脅迫したことが別の伝説に語られている。ユダヤ教伝説によれば、アブラハムはニムロドが神を否定し、人々を神から離れる反逆へと導いていると彼を面と向かって非難した。それでニムロドはアブラハムを一年間牢に入れ、その後、炉に投げ込んだ。しかしアブラハムは焼け死ななかった。アブラハムは神の目に義しい人で、神の守りが彼と共にあったからである。伝説と創世記14:14-21はアブラハムが後にメルキゼデクから祭司としての祝福を受け継いだことを記している。・・・ ニムロドとアブラハムのこのシナリオは有り得ることだが、確証がない。だがニムロドとの対立が、アブラハムがニムロドの専制から身を守るためにウルとカルディアからカナンへと逃亡したと聖書が記す理由の一つだったかもしれない。さらに、究極の一神教徒だったアブラハムは偽りの神々の偶像の前にいつもひれ伏していた父とウルの人々を熱烈に抗議していた㊴。ウルの人々はアブラハムの抗議に対して投石し、焼殺の脅しをかけたが、神はアブラハムを火の中から救い出し、新しい地へと逃れさせた。これら全てがニムロドとアブラハムの遭遇を支持しているように思える。≫
    
* 有象無象の偶像礼拝者から唯一の真の神との契約者へ :神がアブラハムに対して呼び掛けられた契約は神の契約更新の新たな大きなステップとして、 人類の霊的進化の途上にある。

@ アブラハムの神とニムロドの神 :

* ニムロドの強要した偶像礼拝:拝火教は知らない・知らせないがゆえに神をただ恐れの対象とさせる神である。専制権威主義的支配の神である。「知らしむべからず、依らしむべし」の神である。全てを曖昧にしておく神とそれに対応した人間性がその結果として生じる。

* アブラハムの神は 知っているがゆえにその神を愛することが出来る。また神自身、人間に自ら呼び掛け、人間を呼び出し、ご自身を開示される神である。親しい契約関係の間柄において神と人とが共住する間柄である。知らせる神と、神を知る人間が呼応している。

💓     神の契約更新は、創造世界の堕落を嘆き悔やまれた神が悪魔との戦いにおいてバビロンが倒れるまで、一神教と偶像礼拝ルシファー教との対決 Confrontation が続き、その間、神は民を導き、強めたもう。だから、その神に従い、悪霊との戦いを避けてはいけない。

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