アメブロ「太陽と共に始めよ」2023/12/06(水) | ブログ 太陽と共に始めよ

💓💛💖 アメブロ「太陽と共に始めよ」2023/12/06(水)💖💓💛💖🌈

 


● 翻訳:
Genesis 6 Conspiracy : How Secret Societies and The Descendants of Giants plan to enslave Humankind
 by  Gary Wayne  2014 imprint of Deep River Books
  『創世記6章陰謀:人類奴隷化を企る秘密結社と巨人の子孫たち』
 
  【水曜校正版】
6/16現在、金曜特番として第27章まで翻訳してきて、全体像が見えてきた段階で最初の頃の翻訳を顧みる時、色々、不備不十分な点が見つかり、修正を加える必要を感じ、ここに序論から始めて第27章まで毎週水曜日校正版を発信させていただきます。
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♠ 19.第19章:アトランティス、シュメール、ムーのこだま   226~235頁/1004頁

第二部  【黄金時代 ~ 人類とは別の種族の存在を証言する世界の証言 ~ 】  



≪主はノアに言われた。「さあ、あなたとあなたの家族は皆、箱舟に入りなさい。この世代の中であなただけはわたしに従う人だと、わたしは認めている。≫創世記7:1


* 世界中の大洪水伝説が先祖の不可思議な遺産をアトランティス神話に遡らせているのは何故だろうか?

*  マヤのキチュ族や世界中に存在する多神教の先史文化が蛇のような地を這う神々や半神の記憶を有しているのは何故だろうか?❶

* 確かに、マヤのキチュ族はそのような蛇、毒蛇、大蛇の記憶を彼らの万神殿の下位神に持っている❷。歴史家Don Carlos De Siguenzaドン・カルロス・デシグエンザが古代中央アメリカの文書資料からの結論として、アステカからトルテカへ、トルテカからオルメカへと遡り、そして謎めいたオルメカはアトランティスから来たとの確信を得たことは興味深い❸。アステカが地中海文化の洪水伝説に似た、水によって滅ぼされた巨人の伝説を保持しているのは不思議なことだ❹。アステカ人はひろく、洪水前時代の民が神々への礼拝を拒否したので、神々は洪水で人間を滅ぼしたが、Tlalocトラロク神から警告を受けたTataタタと妻Nenaネナだけが大きな丸太(箱舟)を与えられて救われとする記録を有している❺。ポポルブーフには、人類が彼らの神々を覚えず尊敬しなかったので神々は洪水をもたらし、地を暗くして、黒い雨を送ったと記されている。マヤのキチュ族はまた、全ての洪水前の人々が滅ぼされたのではなく、後の地に人々が住むことが出来たるように何人かは免れて生き残ったとも信じていた❻。

* ポポルブーフを発見し1864年にそれをフランス語に訳したフランス人修道院長 Charles Etienne Brasseurシャルル・エティエンヌ・ブラスールが大陸の滅亡についての古くからの信念を持っていた原住民たちと会って、その大陸がアトランティスだと確信し、アステカの創造神Quetzalcoatl ケツァルコアトルがアトランティスから来たと結論付けた❼のもそれとよく似ている。ケツァルコアトルは東方の神で、蛇で、 Tulanトゥーランの王、そして大蛇だった❽。ケツァルコアトルを「鳥の蛇」と訳したのは最終的にJonathan Evansジョナサン・エヴァンズである❾。ブラスールは、ポポルブーフがマヤのキチュ族の聖なる書"Book of Princes"の一部として、記憶に基づいてら、祭司と王族だけが理解できる文字で書き下されたと記している⑩。

* 実際、アステカ人はコルテスに、彼らの首都Tenochtitlanテノチティトランはアステカの失われた故地に模して造られ、元々湖の中央にあり、周囲を運河に囲まれていたと公言している⑪。それはまさにアトランティスの首都である。アステカの先祖の故地は東方の島で、Aztlanアストラン(アトランティス)と言われたこともそれと同じ考えである。マヤも大西洋にあった大きな島に彼らの嗣業を遡らせている。マヤもアステカも共に、他の諸文化においてアトランティス人がそう記憶されているように、生き残りのアトランティス人を、背が高く白い肌で金髪の白人だったと記憶していた⑫。

* 中南米の宗教には多様な文化と民族由来のQuetzalcoatlケツァルコアテル、Kontikiコンチキ、Votanヴォカタン、Thunupaトヌパ、Viracochaヴィラコチャなど多くの創造神がいるが、名は違うがみな同じ神である⑬。インカのヴィラコチャ創造叙事詩にはヴィラコチャが石から巨人を造ったことが記されている。これらの巨人たちはエジプトやアトランティスの巨人伝説と同じように最初は善良だったが、だんだんと堕落し暴力的になり、戦争をし始めた。人間性は凶暴・邪悪・野蛮になり、人殺しを行う者となり、神々を無視しだすとともに、盗みを働き、戦争に熱中した⑭。だが、暴力と戦争のために遂に大洪水が人類を破滅させた。ヴィラコチャは人間はもはや生きるに十分善ではないと見定め、全て滅ぼした⑮。だが、二人の兄弟と彼らの家族だけには大きな山上に逃れるように予告しておいた。実際、Ignatious Donnelly イグナチウス・ドネリーは、大部分の中央アメリカの洪水前の歴史がQuinames クイネムスと呼ばれる巨人族の活動と関係していたと確信していた⑰。証拠はどんどん上がっているようである。

* シュメールと同時代の中国の農耕文化Yang Shao文化と Longshan 文化では、天蓋の穴を開け、地の人々を溺れさせ、一人の高貴な女王と戦士の小集団だけが山の上に逃れたことを記録している⑱。他の中国伝説ではEuhhiが妻と三人の息子と三人の娘と一緒に逃れたと記されている⑲。中国の伝説にはまた、4200年以上も前に洪水を鎮めてXia Dinasty夏王朝を創設したYu禹のことが記されている。禹伝説で興味深いのは、禹が竜の助けを借りて世界を再び安寧にしたことである⑳。禹や夏についての考古学的証拠はないが、伝説は洪水に飲み込まれた世界が平和な黄金時代になったことを伝えている。これらの賢人王と神々の息子らがShang dynasity 殷王朝を引き継いだと信じられている㉑。漢字の多くの古い文字は先史時代を反映する謎めいた特徴を醸している。それは、わけてもノアの物語に関するものである㉒。

* 日本の学者たちは12世紀初頭の台湾の物語を記録している。そこには神々の警告、空からの恐ろしい雷鳴、地震、人類全体を飲み込む大洪水を引き起こした暴風雨と、生き残った者がボートで逃れるか山の上に逃げて助かったことが記されていた。その台湾アミ族の物語には、海の四神と陸の二神が共謀して、人間を滅ぼそうとしたが、スラとナカオの二人はRagasmラガスム山頂の地にやって来た神々からボートを与えられて救われたと記されている㉓。

* さらに、オーストラリア神話ではNurrumbunguttiasヌルムブングティアスという霊の民が空からやって来て、地上で人間と共に住んだ。彼らは非常に進んだ民族で、地を支配していたが、或る日、海がせり上がり、大洪水を起こし、霊の民のほとんどすべてを飲み込んでしまった。だが何人かは免れて天に帰って行った㉔。さらにもうひとつ、オーストラリア神話は聖書やアトランティス、ギリシャ、メソポタミア、インド、中国、アメリカの神話に不気味によく似ている。特に、多くのオーストラリアの伝説では虹の契約が神話の中にあることを考える時、特にそうである。それはマヤやハワイの伝説でもそうだった㉕。

* 北アメリカのArikaraアリカラ族にも似たような伝説がある。始めにNishanoニシャノという天の大酋長が巨人を創ったが、やがて巨人は創造主を崇めなくなったという物語である㉖。多くの変型があり、天の大いなる霊Nesaruネサルーが大洪水によって悪い巨人族を滅ぼしたが、ここでも勿論、地を再生させるために何人かの人間がこの破滅から助けられた㉗。この洪水から生き残った数人の者は少しばかりの良い巨人だったことは驚くべきである㉘。これら全ての似たような洪水伝説がどれも巨人の破滅を洪水伝説の中心に据えていることは単なる偶然ではあり得ない。

* 同様に、Hopi ホピ族も同じ伝承を記憶しているが、それはもっと直截にアトランティスとの繋がりを語っている。ホピ族は彼らの先祖が、東の大海(大西洋)にあった彼らの故郷の島の滅亡から逃れて、大いなる蛇族によって育てられたと語っている。ホピ族の移住はPahanaパハナと呼ばれる 「白い兄弟」の聡明な導きによって実現された㉙。

* 全ての洪水伝説に巨人の言及があるのではないとしても、想像以上に多くの文化の伝説にたいてい共通して巨人物語が頻出している。大抵の伝説は人類が邪悪になり暴力的になり神々に反抗するようになったという記憶を含んでいる。さらに、大災厄をあらかじめ知った限られた少数の者がボートで山の頂に到着するか、大きな山の上に安全に逃れることが出来たことの記録を含んでいる。これらの記憶は神話や伝説に保存されて、オーストラリアの500以上の部族、北アメリカでは、Uteウテ、Chigletシグレット、Yakimaヤキマ、オリンピック半島諸族、カルフォルニア諸族、Creeクリー、 Algonquinsアルゴンキンス、 Creek Natchezクリーク・ナチェス 、Knisteneauxクニステアノウクス 、Mojavaモヤヴァ、 Cheyenneチェイェンネ、 Pomoポモ、 Navajoナバホ、 Apacheアパッチなどの原住民。中南米では、Mayan マヤ、Choctanチョクタン、 Jevaroヘヴァロ、 Mutaroムタロ、 Canariカナリ、 Yarauloヤラウロ、 Tupinambaトピナンバ、 Atempeアテンペなどの種族、アジアではインドの神話に保持されている㉚。似たような伝説はハワイ、タヒチ、フィージーなどの南太平洋やポリネシアの島々にも残されている㉛。

* 地中海地方の伝説ではさらに進んで、アトランティスがエジプト、リビア、ヨーロッパ、中央アメリカ、南アメリカを支配していたが、それに対して地中海地方の諸族は団結してアトランティスの侵入者を反撃した、と展開する。洪水前の世界は巨人によって支配された三つの大文明の移住によって成った世界だったようである。一つ目は赤い肌をした六日目創造のアトランティス、二番目は白い肌のAryansアーリア人(シュメール人)、第三はナイル渓谷と太平洋の半大陸とから来た黒い肌のMuムー㉜である。アトランティス人を白い肌とする他の伝説もある。エジプト人自らは自らを赤い肌だと考えていた㉝。

* だが、古代アーリア人とエジプト人は四つの人種を認識していた。 イグナティウス・ドネリーによれば、白人、赤人、黒人、黄人の四種族である㉞。ポポル・ヴーフにも、洪水前時代の4種族を裏付ける似たような記述がある。ポポル・ヴーフの物語では(六日目創造の)4つの民が創造され、地上に増え拡がり、黒人から白人に至るまで、多くの言語を話す多くの種族を産み出した。それは4つの異なる人種を意味するものと理解された㉟。その際、黒人はエジプト以南のアフリカに住み、黄色人種はムーやズンダーランドに移住したと理解された。

* ムー・オカルト主義者がムーを洪水前文明として認めたのはスペインの修道士Diego de Landaディエゴ・デ・ランダに遡る。彼がマヤの原典から書き写し、ランダの記述を研究した Chales Etiienne Brasseur de Bourgが洪水前文明の破滅を発見した。彼はランダの記述はアトランティスであったにちがいないと考えた。しかし彼の信じたアトランティスは西インド洋にあった。こうしてムーがマヤのアトランティスとなった。オカルト主義は度々ムーと失われたLemuria レムリア大陸 とを編み込んだ。レムリア大陸はヘレン・ブァヴァツキーの著書"Isis Unveiled"『暴かれたイシス』の中でパラレル文明として夢想されたものであり、ズンダーランドは1964年アジアの東部と南部に発見された古代文明である㊱。

* 他の伝説ではムーの故地は太平洋にあった大きな大陸だったと信じられた。その文明は高度な技術を開発した文明だった。その中には神話的反重力を含まれていた。ムーはアトランティスと同様に滅亡した。古代インドのヴェーダ聖典はムーから発したものと信じられた。さらにムーが下エジプトを創り、アトランティスが上エジプトを創ったと信じられた㊲。イギリス人James Churchwardはムー大陸が太平洋のどこかにあったと書かれたマヤ刻銘の情報を含むバラモン・タブレットを書き下ろした。19世紀の南アメリカの考古学者PlongeonがTroano Codexにムーへの言及を発見したのもそれに似ている㊳。

* ヴェーダの記事にアトランティスやそれに非常によく似た半大陸ムー帝国の滅亡の記憶があるのだろうか?  ヴェーダ賛歌は色々な物語の中で、海に飲まれた大きな町Dwarkaドヴァルカ /Dvarakaドヴァラカを賛美している。これらの物語はインドの叙事詩Mahahbarata マハーバーラタ に残されており、Rig Vedaリグヴェーダから数百年後に作られたBhagvata バガヴァータ と Vishunu Puranaヴィシュヌ・プラーナに記されている㊴。

* ドヴァルカの廃墟はインド北西海岸沖の水中にあり、ヴィシュヌ・プラーナによればそこは Krishnaクリシュナの聖都であった㊵。ドヴァルカは、そそり立つ城壁、儀式、壮麗さでうっとりさせる庭園が拡がる素晴らしい町で㊶、紀元前1500年を十分超える洪水前の町だった㊷。クリシュナはヴィシュヌ神が擁立した人間王だった。ドヴァルカはクリシュナの治めた町で、クリシュナが殺された時、海がせり上がり、ドヴァルカを飲み込み、Kaliカリ時代と呼ばれる暗黒時代が到来した㊸。Kali Lugaカリ・ルガはヒンドゥー伝承における最悪の時代だった㊹。最も興味深いのはインド暦を用いたヒンドゥーの賢者たちがこの大災厄を紀元前3102年だったとしていることである㊺。それが聖書の洪水物語と非常に近い年代なのは偶然ではあるまい。

* Mahabalipuram マハーバリプラムという町がバラモンの南東インド版、ヴィシュヌ・プラーナ・ヴェーダに登場するが、その町 の名は「巨人Baliの町」という意味である。バリ王朝は息子Banasuraバナスラに継承され、彼も巨人として描かれている。バナスラの統治時代に戦いが起こり、ドヴァルカのクリシュナはマハーバリプラムの町を包囲した。シヴァ神がバナスラの側に立って戦っても、クリシュナは優勢で、シヴァを負かし、バナスラをマハーバリプラムから追放し、RajaラジャMalecheren マレケレンがマハーバリプラムの王となった。彼はその褒賞として天的存在から、「インド神聖法廷」に移されるという、嘗て人間に与えられたことのない褒章を受けた㊻。

* これはニップルの天のアヌンナキの大法廷と同じ法廷で、マレケレンはエノクのことだとは考えられないか? マレケレンは天の知識を報いとして与えられてマハーバリプラムの町に帰り、華美壮麗な新しい考えで町を新しくした。その町は地上のどんな町よりも褒めたたえられた。そこで、怒った神々は「インド法廷」に集まり、海の神に命じてマハーバリプラムの町を滅ぼさせた。天の町の壮麗さにも比されると誇示されたこの町は大洋の水に飲まれて、二度と浮上することはなかった㊼。

* ハンコックが、マハーバリプラム、ドゥヴァルカ、アトランティス、そして洪水前シュメールの5つの都市国家が全て神々の手で同じ運命を受けたと結論付けたのはこの最終目標に叶っている㊽。神話の言及によるが、アトランティスの時代には3つか4つの大文明と種族があった。ギリシャ、アトランティス、インド、エジプトの神話の黄金時代のテーマはどれも共通して神王によって統治された時代を語っている。これらの遠くまで流布された伝説がネフィリムと共に洪水を生き残った4つの人種から成る避難民のことを証言していることは明らかだと思われる。一方、聖書はネフィリムが生き残ったことと共に、セト人が生き残ったことを特に証言している。だが聖書は六日目の創造の人間たちが生き残った別の資料も記している。それについては次の第三部で扱う。

* 古代イランの伝説でも神王が統治する黄金時代のことが語られている㊾。
Shahnameh シャーナーメーは洪水前の10のPishdadian/Peishadien(おそらくポセイドンのことであろう)の王たちのことを挙げている㊿。それもアトランティスと同じである。シュメール王たちのLarsa ラルサ表には同数の王たちが誇らしげに挙げられている。そこには洪水前に支配した王たちの最後にZiusudraチュースードラの名がそれら諸王の最後に連ねられている。それは Utnapishtimウトナピシュチムの別名である(51)。

* 創世記の年代表にもアダムからノアまでの十人の父祖とカイン系の十人の父祖が載っている。十人の王は洪水前神話の共通項である。Berosusベロッソスのカルディアの記録にはノアのように長寿なシュメール王名表由来の洪水前の十人の王が載っている(52)。同じ具合に、インドでは、9人のBrahmadikasブラマディカスと彼らを導くBrahmaバラモンとが10人を形成している。また、中国では洪水前の皇帝10人(Miaotseと呼ばれる巨人)と/あるいは、10人の天子と呼ばれる不死の皇帝が天の神々のために一般世界を統治した(53)。オーデンの10人の父祖、アラビアの10人のAdites アド人も同様である(54)。

* 巨人はケルトとスカンジナビアの神話の広範な特徴である(55)。ヴァイキング神話は洪水前の巨人たちを神々と対立する敵として位置づけている。最二人Yamirヤミル と Audumlaアウドムラが神々の最初Buriブリを産み、ブリが巨人Bestiaベスティアと結ばれた。この結婚がOdinオーディン、 Hoenirヘニール、 Kokiコーキーの有名な三人の息子を産んだ(56)。それはHunalandフーナランドの英雄SigurdジーグルドがSigmundジーグムントの息子でジーグムントがVolsungヴォルスングの息子であり、オーデンの直系だったのと同じである。Thorトールは巨人の地Jotunheimヨトゥンハイムで巨人Hymirヒュミールとその巨人族から生まれたCauldronカウルドロンを取り戻した(57)。

* 北方神話は洪水前世界の大いなる偉業を助けた世界建造の巨人を描いている(58)。それはカインとその子孫、シュメールの神々や巨人、それに、ホルスのアトランティスの仲間たち/従者を不気味に響かせる。彼らは建造巨人Asgaardアスガルドで、アスガルド/神々の住処はパラダイス島(アトランティス)だった(59)。北方神話でも巨人は神々によって打ち負かされた(60)。この洪水大災厄からの巨人の生き残りがLifリフとその妻Lifthraserリフタラゼルだった(61)。

* 古代アイルランドとウエールズの伝説でも、(Tuatha Denaanトゥアタ・デナーンの子孫の)Fingallフィンガルと息子Ossianオシアンや有名な Jack the Giant Killer巨人殺しのジャックなど巨人たちの瞠目の歴史が記されている(62)。トゥアタ・デナーンは紀元前3000年より後代にアイルランドに定住したおとぎ話の民だった(63)。アイルランドは、後に述べるが、Euemonユーエモンに統治されたアトランティス帝国の一部だった。トゥアタ・デナーンは母系女神の子らで、彼女たちもネフィリムとなった(64)。彼女らは、議論と殺しと酔いと姦淫と嫉妬から行動するなど人間の特質を持った神々の魔術的民族だった。トゥアタ・デナーンはMillesiansミレシア人によって異世界へ追放されるまで支配した(65)。

* アイルランドの伝説はトゥアタ・デナーンの子孫がFormoriansフォルモリア人を追放したと語っている。これも巨人だった(66)。フォルモリア人と思われる種族はノアの子孫で、ノアの呪われたハムに繋がる怪物種族だった。ハムの呪いが怪物に変異した根本原因だったようである。フォルモリア人は(ネフィリムの特徴である)毛深く、一つ目で、一本足の者もおり(67)、ギリシャ神話のキュクロプスに似ている。

* アトランティスのこだまは世界中の文化においてどこまでも貫いて流布し、馴染み深いものとして、無視することはできない。直截に言えば、アトランティスのこだまは全体として見れば、知的に脇に寄せることは出来ない。事実、アトランティスのこだまは、善かれ悪しかれ、洪水前時代とその人々、その業績の有効性と真相を未来世代に叫ぶ大合唱へと合流してゆく。
 
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 次回:第二部 【黄金時代 ~人類とは別の種族の存在を証言する世界の証言】
 💓  第20章 :アトランティスの七賢者   236~247頁/1004頁

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