さて、「受験生の夏」シリーズの第二回目『数学の参考書篇』を記事にしたいと思います。

当初、参考書篇を教科ごとに分割するつもりはなかったのですが、一つの記事がべらぼうに長くなってしまうのではないか、と危惧したため分割で投稿することにしました。

その栄えある第一回目は数学を扱うことにします。

 

まず、夏休みの過ごし方の大前提として、前期の復習に徹さなければなりません。

これは全国の受験生が漏れなく取り組んでいる事項なので、怠ってしまうと大きなビハインドを背負うことになってしまいかねません。

その上で、夏休みにプラスアルファで取り組んでみたい、という人向けに参考書を紹介するのが、このシリーズのコンセプトになっております。

 

数学が苦手な人向け

数学はその仕組みを理解する必要があります。

が、これを一から夏休みにやると言うのは無謀です。

できれば、仕組みの理解は前期の内に済ませておき、夏休みはそれをざっと復習する程度であるのが望ましいです。

仕組みの理解ができたら、その次に取り組むべきは典型的な解法を一通り習得することだと思います。

多くの受験生は青チャートフォーカスゴールドを使ってそれを習得するのでしょうが、少し出遅れてしまった、或いは取り組んでみたものの、少し定着度が怪しい、と言う人にはこの参考書をお薦めします。

 

東進の松田聡平先生の<Typeシリーズ>です。

Amazonでは酷評が散見されますが、私は100題と60題に美味しいところが詰まったいい参考書であると思います。

また、難関大学を志望する学生は、上記の参考書を1週間から2週間程度でケリをつけて、下記の参考書にも取り込んでみることをお薦めします。

 

同じく松田先生の<最高の演習シリーズ>です。

この参考書は、おそらく<Typeシリーズ>とセットで使うことを念頭に置いて作成されていると思います。

そのせいで解説が些か淡白にも見えてしまいますが、セットで使えば特に問題はないでしょう。

寧ろ懇切丁寧な参考書は、考える力が伸びないので、このくらいの解説量が適当だと私は思います。

 

 

数学が得意な人向け

数学が得意な人は良質な問題集で解法の引き出しを増やしておきましょう。

 

 

Amazonから手に入らない場合は、東京出版のサイトから直接注文すればよいと思います。

この参考書はかなり問題数があるので、できれば夏が始まる前に取り組んでもらいたい一冊(二冊)です。

 

 

 

いかがだったでしょうか。

一応、書店でいろいろな参考書を見た結果、個人的に良書だと思ったものをピックアップさせて頂きました。

しかし、万人が成果を上げられる参考書など存在しません。

今回こうしてお薦めさせて頂きましたが、もし購入する際は、書店に足を運んで自分に合うか合わないかをしっかりと吟味してみてください。