1・14
ぼけますから、
よろしくお願いします。
〜おかえりお母さん〜
- 昨日は、渋谷で、試写会に出席した。
- 同行の職員が泣いていた。
- ヒットした前作に続く、続編。
- 娘の監督が、90代の両親を暖かく見つめる、ドキュメンタリー。
- 呉市にお住まいになる、ご両親の、ほのぼのキャラが秀逸。
- 特に、お父さんが未だにハンサム。
- 娘の故郷と両親への慕情。
- 両親の、仏と観音様のような雰囲気と、地味で艶のある生活感。
- 室内の生活感あるある風景は、心を和ます。
- 田舎で、ほんわか幸せそうに暮らす老いた両親。
- 東京のテレビ局で、寝る間も無く、番組制作をする娘。
- でも、親子って良いなあ。
- 家族って、良いなあ、と感じさせてくれる。
- 嫉妬も、寂しさも関係ない。
- 羨ましくも、こちらも幸せになれる。
- 私の母は、癌で、父より早く亡くなった。
- 父は医者であるが、母を1年間自宅介護した。
- 抗癌剤で苦しんで寝こんでいた母を、抱きしめて、背中を摩っていた。
- 母の名前を呼びながら。
- 24時間。
- 闘病の1年間。
- 父は、母の為だけの1年を過ごした。
- 医師としてではなく、夫として。
- これほど、両親が愛しあい、助け合っているとは、思わなかった。
- 母は、父に感謝しながら、最期の1年を夫婦で濃密に過ごした。
- 父の姿も、医師ではなく、愛する夫だった。
- 母を看取った後、父は、寂しいねえ、と小さく呟くと、小さな涙を拭っていた。
- 入院中の父の元に行くと、毎回そう言われた。
- 私を見ると、母の事を思い出すのだろう。
- でも、その後は笑顔で、病院の保育所に向かった。
- リハビリ車椅子で。
- お菓子を持って。
- 笑顔で。
- 笑顔で始まり、笑顔が残る。
- 最良のドキュメンタリーは、最高のフィクションに勝る。
- 本物だからだ。
- 人間が。
- 心が。
- 3・25から、銀座でも上映する。
- ヒットして欲しい。
- 時代を継ぐ、若い監督達の為に。
- 私も、両親の映像を撮っておけば良かった。
- 私の瞼のスクリーンでは、何時でも観れるが。
- 今日、早速チケットを注文する。
- 101分は、短くとも、充分暖かい。
- 温泉で、心を温めたような気持ちになります。
- 老いる事も、死ぬ事も怖くなくなります。
- 誰にも、こういう人生を送る事ができたはず。
- 人生、後悔ばかりと思う人も、この映画を観てください。
- 幸せな、他人の人生を共感する事が出来ます。
- ドキュメンタリー映画の力を、暖かさを、実感して下さい。
- 今朝のパルスオキシメータ 97・97・97
- ボケは、神様がくれた贈り物 代表 湖山泰成
湖山G代表 湖山泰成
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