「財務次官セクハラ疑惑の対処が安倍政権的」上智大学教授 三浦まりさん

財務次官セクハラ疑惑の対処が安倍政権的！

財務次官のセクハラ疑惑問題の対応に怒りが広がっています。名乗りでなければ調査しないという対応は言語道断です。今回の対応をみても全否定したりする対応は安倍政権は女性活躍どころか、女性の人権を踏みにじる女性の的内閣の対応と言えるのではないでしょうか。上智大学教授の三浦まり教授も再発防止どころか、これくらいはいいとセクハラが拡散していくのではないかと指摘しています。

赤旗　４/１８

財務省の福田淳一事務次官の発言は完全にセクハラだと思います。テープという証拠が出ているのですから、福田次官は辞任の対象となるのが当たり前です。今回の財務省の対応はありえないものです。財務省は調査をするために被害者に名乗り出ろということもあり得ません。

セクハラ事件のような場合、被害者が絶対に不利益を被らない状況でなければ、被害者は名乗りでることはできません。報道人は名乗り出ることによって報復をされる可能性がある状況ですから名乗りでることは難しいでしょう。

このセクハラ事件への対処の仕方が安倍政権的だと思います。全否定するというのは、これまで森友・加計学園問題でもやってきていることです。

財務省には福田事務次官の行為を「あの程度のことで」という感覚があるのではないでしょうか。セクハラに対する認識がきわめて甘いと思います。特に世界的には、＃Ｍe　Ｔｏｏ運動があり、大変厳しく日本の状況を見ています。麻生大臣や内閣がどういう態度をとうのかという事が問われています。

国内的にも、この程度のことであれば、許されるというお墨付きを与えてしまう危険性があります。本来、再発防止のために厳格な対応をすべきことを、うやむやにするのでは再発防止どころか、これくらいはいいのだという事になりかねません。