「安倍首相は憲法は時代にそぐわないというが、安倍首相が一番いまの時代に合っていない」池田清彦さん | 千葉市議会議員 かばさわ洋平  GET BACK TO DEMOCRACY 

「安倍首相は憲法は時代にそぐわないというが、安倍首相が一番いまの時代に合っていない」池田清彦さん

 

安倍首相が一番いまの時代に合っていない!

 

テレビでもおなじみの早稲田大学教授の池田清彦さんが赤旗に登場です。「昔から共産党の悪口ばっかり言ってたが今度は比例は共産党にいれてください」とツイッターで発信して大反響を呼びました。安倍政権の改憲についても緊急事態条項はナチスへの道と指摘しています。安倍改憲NOの各界からの発信が増えてほしいと思います。

 

 


{B940F44C-9A02-4F6C-A899-51F040DCC9C7}


 

赤旗 11/21

 

 

安倍政権になってむちゃくちゃですね。数の力で暴走しています。数の多い人は少ない人をおもんばからないと民主主義は機能しません。自民党は国会での議席は多いけど、国民からの人気はありません。

 

短期的な利益しか見えておらず、「日本があと3年くらい保てれば良い。そのあとは知らないよ」という政治です。

 

教育は重要なのに、教育政策が悪すぎる。国立大学は独立行政法人化して予算を毎年1%ずつ減らされ、補助金が評価に応じて「傾斜配分」されるようになりました。この結果、すばらしい研究の芽がつぶされてしまった。自由がなくされました。

 

この15年くらいで日本の政治や教育のシステムが劣化したと感じます。金持ちは益々富み、貧乏な人は貧乏なまま。大企業や富裕層がもうかれば庶民に恩恵がしたたり落ちる「トリクルダウン」どころか企業は内部留保で金をため込んでいます。

 

日本国憲法改悪に反対ということで、共産党は今までの”独自路線”と違って、野党間で候補者を調整しましたね。共産党は変わったと思いました。私も改憲には反対ですから今回の総選挙で、比例は日本共産党に投票しました。SNSでも「比例は共産党に」と呼びかけました。

 

共産党は議席を伸ばすと思っていましたが残念です。立憲民主党にかなり協力しましたね。でも英断でした。将来的にはプラスになると思っています。

 

憲法を変える必要はない。新しくすれば良いと思っている人が多いけれど、メリットの裏にはデメリットがある。安倍首相が憲法を変えたら独裁の道具として使うでしょう。

 

70年間守ってきた憲法を生かさない手はありませんよ。米国に「憲法の制約上、軍隊は出せない」と一言いえばいい。日米同盟そのものが日本を米国の属国にしています。

 

北朝鮮に対し安倍首相は挑発せず、「対話を重視する」と言うしかないと思います。日本は中国や東アジアの国との関係を密接にし、東アジアの安全を守るためにお互い侵略しないという取り決めづくりが大事ですね。

 

改憲で一番怖いのは「緊急事態条項」です。たとえば、衆議院は解散されず、任期などの特例が設けられるので永久に議員でいられる。ナチスへの道です。阻止するためにさまざまな場所で発信していこうと思っています。

 

安倍首相は「憲法は時代にそぐわない」と発言していますが、安倍首相が一番いまの時代に合っていないのではないですか。あらゆることは憲法の範囲内で対処できるんです。それが70年間かけてやってきた論理的な帰結なのです。