予めご承知おきいただきたいことは
「完璧主義」がいけないわけでないということ。
なぜなら、完璧主義傾向というのは、それだけ自他のために最善を尽くしたいという思いの現れであるから。
ただ、その思いが過剰になりすぎると、慢心過信になったり、身動きとりづらくなるので
「バランスをとる方法」をこの記事でシェアしたいと思います。
私自身が完璧主義を手放していくうえでたどった過程は
①自分が完璧主義だということに気づく(意外と当事者は気づいていない)
②なぜ完璧主義になったのか?きっかけを自分自身が認め理解する
(私の場合は、自分への自信のなさ、完璧じゃないと許されないといった恐れがきっかけでした)
③「自分は完璧にできるはずだ」という期待を手放す(これまた当事者はそんなこと期待しているとは気づいていない)
ざっくりとこんな感じでした。
特に③は、「完璧にやりたい」という理想にみえて、実は「慢心、過信である」ということに気づいていくことになるので、本人としては多少しんどいです。
完璧にやりたい、と願うなら
実は「自分は完璧ではない」という側面を認めていくことが大事なんですね。
完璧にやりたい=最善を尽くしたいと言い換えたとき
そうなのであれば、なおのこと
自分ひとりでは難しいんだから
「人に頼る」「人を信頼する」「目に見えないサポートを受け取る」こんなことが最重要になってくる。
私ひとりでできる、ってことももちろん自立の上では大事なんだけど
私ひとりで完璧にできるもん!って頑なになるのとはまた違う。
自分の願う最善のために、他のサポートを受け取る。
完璧主義の方は、そこを許可していくことで生きることが楽になるはずです。
冒頭にも表現したように、自他のために最善を尽くしたいってそれだけ真摯に生きてきたわけだから。
その真摯さが、過剰になって「完璧でなければ」になっていることがしんどい要因なので
積極的に他者に頼っていきながら、楽に最善を叶えていきたいですね。