製作依頼により、現在製作中のレジンキット「レッド・ウオーリア」を製作の途中報告と共に、レジンキットの製作を御覧下さい。
キットは狛刻のキャラホビ限定で販売されたアマチュアの作品かと思います。
キットは固定版と可動版の選択式ですが、依頼者様のご希望によりフル可動版で製作したいと思います。ちなみにフル可動版はMGキットを2つ使う豪華仕様となっています。
では、レジンキットの製作過程をご覧下さい。
【お詫び】画像に映り込んでいる手が、非常にお見苦しくボロボロですがご勘弁下さい。手が荒れているのですが、修復機能が老化しているので治りづらい感じです。(笑)
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■まずは、レジンに付着している離型剤を離型剤落としにつけて除去します。
さらに、最近導入した超音波洗浄器で洗浄しました。
[スジ彫りの彫り直し]
■スジ彫りなどのラインは、埋まっていたり溝の深さがまちまちなので彫り直します。
[隙間を埋める]
■キットパーツとレジンパーツとの合わせ部分○内(肩)に隙間が出来るので、プラ材で隙間を埋めます。
[歪みの修正]
■歪んで変形しているので、修正します。
➁ 切り口をヤスリで修正します。
③ 周囲と同じ厚みのプラ板を貼 ります。
[気泡埋め]
気泡はデザインナイフなどの刃先で広げてから埋めましょう。
瞬着硬化スプレーを使うと乾きが早く作業の効率が上がります。
■今度の気泡は内側まで貫通しているので、Mr SSPパテを使って埋めたいと思います。
■SSPパテを盛ります。 ■エッジ部分の厚さが薄いので裏打ちします。
■一部レジンの厚みが薄いので0.5㎜のプラ板を貼って強度を確保しました。
■サフチェック
[大きな気泡欠損の修正]
■修正部分が大きい場合は、ゲートカット等で出てきたレジンの欠片を利用して埋めます。
■プラ材でも良いのですが、同質のレジンの方が馴染みが良いかと思います。
■接合部分をヤスリで整えてサフでチエックしたところです。
[整形不良の修正]
■キャストの廻りが悪かったのか、虫食いのスカスカの状態なので補修します。
■0.5㎜のプラ板を貼って修復します。
■これも透かして見ると分かりやすいのですが、レジンの厚みにムラがあるのでプラ板で補強します。
■画像では分かりにくいですが、0.5㎜のプラ板を貼って補強しました。
[欠損部分の復元]
■パーツの一部分が折れていたので復元します。 ■同Φの丸棒で修復
[可動部の緩み修正]
■レジンは若干の収縮があるので、ボールジョイントなどは緩い事が多く、緩い場合は黒い瞬着でボールを太らせます。
[ディテールの追加]
[プロポーションの調整]
■依頼者様の好みがあるので出来るだけオレ改修はオミットしていますが、全体のバランスとして脚があまりにも短くてオッサンみたいな体型だったので、(笑)脚の長さを調整しました。
■ヘッドを変えて・・・・
如何でしたでしょうか?パーツがなかなかハードだったので、予想以上に時間を取られましたが・・・・・・後は細かな部分の打ち合わせをして、塗装に進みたいと思います。