私は抜けていません!いま餅食ってます(笑)
と言う事で今年一発目の本丸製作であるνガンダムver.ka第二回目をいってみたいと思います。
もう一度繰り返しますと、このキットはほぼ完璧な感じがしますが、私の勝手な観点から言うと残念ながら改修の余地ありといったところです。
まずはフェイスマスクの長さが若干長く面長な感じに見える事・・・・これは前回に改修済みですが、あと全体のバランスから言うと腰部のフロントアーマーが大きく太ももが太いのもあり上半身とのバランスがアンバランスで詰った感じに見える事ではないかなと思います。
ただ脚の長さは今風に考慮したのか、全体のスケールから見てとてもGood!だと思います。
とてもGoodな脚なのに上半身のバランスが伴わない為に足長νさんに見えてしまいます。・・・残念!
と言う事で下半身はそのままで、上半身を重点的に改修してカッコいい?スタイルを確定したいと思います。
それではスタイル改修をご覧下さい。



■胸部増幅の改修・・・・・


■まずはフレームの方を改修していきます。

■これは、単純にフレームのキットをバラした状態なのですが中央(芯)・胸部左右・胸部中央とブロックが分かれているので胸部の増幅といった改修は幾分やり易いと思います。




■手順を追って画像を載せましたが、フレーム中央(芯)の部分で両サイドの胸部フレームを差し込んで固定するダボ的役割の部分を一旦切断して2㎜のプラ棒をはさみ込んで胸部の幅を左右2㎜づつの増幅とします。


■フレーム胸部のパーツですが左画像の赤い印しがついた部分が右画像のダボにはまるので、これも一旦切り落として同じ2㎜のプラ棒を挟んでふかします。
これで、もとと同じはめ込み方式で胸部が2㎜増幅する事になります。(左右2個同じくやります)

■次にフレーム胸部の襟の裏打ちの部分(赤丸の部分)ですが、このままだと襟が首から2㎜離れてしまうのでここも一旦切り落として2㎜のプラ棒でふかします。

■胸部フレームの切断箇所(もう一つも同じく)

■ちょっと分かりづらいかもしれませんが、こんな感じになります。

■次に胸部フレームの中央パーツですが、インテーク部分にあたる赤いラインの部分ですが、これも一旦切り落として2㎜ふかします。
※注 インテーク下の赤いラインのすぐ下にある長方形の穴は腹部パーツ固定用の穴なので切り落とさないように注意して下さい。



■こんな感じで中央パーツも左右に2㎜増幅します。

■後は取説に記載されている通り普通に組み立てます、これでフレームの胸部2㎜増幅が完了しました。

■次にアーマーを組み込んでいきますが、フレームを2㎜増幅して襟の裏打ちを移動した分アーマーの襟も同じく2㎜増幅の改修をします。

■赤い線の襟の部分を切り離します。


■このようなクランクになった箇所を切り離すには(A)と(B)を先にエッチングノコで切れ目を入れてから残った直線にデザインナイフ等で何回かなぞりパキッ!っと折り取ります。

■これも当然のごとく2㎜増幅する形になりますが、ポイントとして画像のようにフレームに合わせておいてプラ棒等を固定した方がねじれ等の狂いがないと思います。
この時に注意する点はこのままで瞬着を流し込むとフレームとアーマーがくっついてしまうのでゼリー状の瞬着をプラ棒に点付けして仮止めし、その後慎重に取り外し本止めする事をおすすめします。

■こんな感じで出来上がりですがプラ棒が無い部分はスリットとしています。


■その他の装甲パーツはそのままでOKです。
これで胸部の2㎜増幅改修が終了しました。
■胸部インテークとコクピットハッチの部分に隙間がありますが、バランスを取る為に中央部のアーマーを後程大型化するので、この隙間は想定内です。
■ワンポイント・アドバイス・・・・

■これは肩の部分のパーツですが何か違和感を感じませんか?・・・このパーツを見て違和感を感じた方は良い感性をお持ちではないかと思います。
何が変かと言いますと・・・・


■矢印の部分に注目して下さい、パネルラインが省略されているようです。
折角のパネルラインも意味の無いただの線になっています。
つまり・・・・・・・・・・・・・


■矢印の部分に続けてスジ彫や段落ちを入れてやると(画像のように)パーツに更に別パーツが付いているように見えると思います。
こういった省略されていると思われる部分を修正する事の積み重ねが以外に効果があると感じます。
一見そんな所よく見ていないから別にいいんじゃないか?と思いがちですが、これをするとしないとでは全体を見たときの印象に差がでるのではないかと思います。。
■これは、スジ彫をするときにも共通して言える事でカッコいいスジ彫が入れられないという方は、考えてみて下さい。スジ彫とは何ぞや・・・・スジ彫とは単純に線ではなくパーツ同士の合わせ目だと思います、つまり別パーツ同士が合わさったところがパネルラインとなって、つまりスジ彫りとなって現れるのではないかと思います。
当たり前の事ですが、それを頭に入れてスジ彫をしてみて下さい、きっとカッコいいスジ彫が引けると思います。

ですが、少しでも工作が出来る方であれば楽にできるかと思います。

次回は腹部(ウエスト)の延長とスタイル改修の完了と言う事でどんな風に変わったのか?比較画像を交えて全体像をお見せします。
では次回『スタイル変更Ⅱ~ウエストの延長と可動変更の提案』をお届けします。