製作のゐ・ろ・は・ 其の一~プラ接着 | G-Remodeling

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主にガンプラの改造・改修の過程等を掲載します。


はい、どうも・・・突然ですがスクラッチに関しての質問などが少々ありましたので私なりのやり方を記載したいと思います。
『製作のゐ・ろ・は・ 其の一』と言う事で私の個人的なやり方ではありますが何らかのヒントとなれば幸いです。
また、他に質問等ありましたら、私の分かる範囲ですが其のニ・其の三とUPしていけたらと思っています。
で、今回はプラの接着について少々記していきたいと思います。

まず最初に多くの接着剤がある中で、私が日ごろ使っている物をご紹介しますと・・・・

■この6点ですが、プラセメントをはじめ瞬着の低粘度・ジェル・高粘度やエポキシ接着剤です。
その中で頻繁に使っているのが下画像の3点です・・・↓


■プラセメントと瞬着ジェルと瞬着低粘度ハイスピード・・・コレが私の三種の神器です。
何処のメーカーでも殆んど成分は変わらないのでメーカー的な拘りは全くありません、真ん中の瞬着ジェルなんかは両サイドの青い部分を押すとムニュっとでてきて使い勝手がよいです。

●この中でも主としているのが、瞬着のジェルとハイスピードのコンビネーションです。


                                                

■①手順としてはジェルをチョチョっと付けて②位置や角度を決めて5分位したら③低粘度のハイスピードをピューっと接合部に流します。最初にジェルを使うのは、浸透率が低く硬化するまでに余裕があるので位置決めのために使います。④最後の画像のように角棒等をのっけてやったりすると更なる強度が確保できます。
箱組みなんかの場合はこのスタイルが私の基本ですが、支え強度の低い部分の接着や複雑な位置決めがある場合はプラセメントを使います。
プラセメントはプラを溶かして溶着させるので、接着強度は最強かと思います。私の経験上では瞬着の接合部は完全硬化後でも接合部にカッターの刃を差し込んでグイグイやればパリッ!って何とか剥がれますが、プラセメントは完全硬化すると、そんな事では剥がれず指でグイグイやっても折れずに終いには引きちぎる感じになるほど強いです。
補強が困難な箇所で接合部に強度を持たせたいときには最高かと思われますが、ただ完全硬化までに2日~3日と時間がかかる事がネックですね・・・・。

■そこで、よく私が使うプラセメントでの接着で弱点を克服した裏技??的な接着をご紹介します。↓


                                                   
                                   
■①まず普通にプラセメントを塗ります、(両面に)②硬化時間にはかなり余裕があるので、慎重に位置決めが出来ます。
このままだと加工が出来るまで最低約1日置いておかないとダメですが③の画像のように、プラセメントを塗布して15分~20分放置した後に瞬接の低粘度ハイスピードを接合部の周りに流し込みます。
その後、瞬着が乾いたらすぐに次の加工ができます。
但しある程度固定しているだけで完全強度を確保するまでは、やはり2~3日かかるので決して接合部に過度な力がかからないように加工時は注意が必要です。
それと全てに共通ですが接着面は必ずペーパーをかけて面を荒らしといて下さい。

■ついでなので、今製作しているデュエルに関してのプラ板製作に少し触れたいと思います。

 
■コレはソードストッカーのアーム部分の製作途中画像ですが、1㎜板3枚で作った物です。
解説すると1㎜板で同じモノを3枚作ってそのうち2枚はキリで穴を空けて張り合わせたものです。
ここでの製作のポイントとしては、プラ板にキリで穴を空けてから形状をカットするとよいでしょう。
丸棒の2㎜を中心に差し込んで軸をつけます


■製作した軸受けに回転軸を差し込むと可動式のアームが出来ます。

ただ平面に穴を空けて回転軸を差し込むのではなく、こういう加工をすることで可動時のアームのブレが無くある程度の強度の物が出来ます。

※一つ注意点としてプラ板の積層の接着ではプラセメントを使うのと瞬間接着剤を使うのでは積層後の厚みが変わってきます、何故ならプラセメントはプラ板を溶かすため瞬着より薄く仕上がります。

脚などの延長では厚みの誤差が少ない瞬着をお勧めします。


●今回はコレで終わりますが、機会があれば其の②・③と続けていきたいと思います。(^_ ^)v