各務原市の固まった地域に美濃三不動があったおかげで、お昼前には三つ回る事が出来、さて、こっちの方で何処か一つ二つお寺を回れそうだなーっと思案。

西濃地区で知ってる所は、谷汲の華厳寺とか横蔵寺とかだけど、此処からは遠いな。

岐阜大仏も、何度も行ってるし。

近い所で関の善光寺くらいかな?
…っと、昼飯食べながら関市に移動。

で、途中で思い出す。
舞台造り(懸崖造)の本堂を持つお寺で「美濃清水」と呼ばれる高沢観音が関市だったなーと。



結局、旧武儀郡武儀町の日龍武寺は、思ったより遠かったです。

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まず見えたのは、仁王門。
右横にはやっぱり定番の「修行弘法」…やっぱ、岐阜県民、好きなのか?修行中。

ズズイっと近づき、仁王様を覗き込む。

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朽ち果てそうな仁王様だよ~うん形の仁王様、片目が取れてるし。
なんか悲しくなりました(諸行無常色即是空)。

案内板によれば、駐車場は仁王門よりまだ上の様で、再度車で……
他に参拝客がいないのか、寂しい駐車場に停める。

その時黒い乗用車が二台、私のアルテッツアの横に停った。
降りてきたのは、20代半ばの青年4人組(京都ナンバー)。
何しに来たの? 見せパン丸出しな革ジャン青年の来る所じゃござんせんよ?

おばさん一人、若者に負けじと参道を登り庫裡を横目にズンズン進めば、恰好いい鐘楼が。

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除夜の鐘として誰でも撞く事が出来るらしい。
まぁ、こんな遠くの寺に大晦日の夜に来る元気があれば、名古屋の夜にやるさだまさしのコンサートに行って、NHKの「生さだ」生中継を見に行くっての。

この発言で、既に仏ファンに喧嘩売ってますね、すみません。

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久々、国重文キターーーっ!
多宝塔です。応仁の乱の難を逃れ、無事国の重要文化財に任命。

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手前は薬師堂、奥は金毘羅堂です。

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↑薬師堂の薬師様

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↑金比羅堂の不動明王(かな?)。

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舞台造りの本堂。

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↑本堂のお賓頭盧様。
やっぱり片目が取れてます、盗まれた?

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↑本堂裏手には「みたらしの霊水」があり、格子の隙間から柄杓を差し入れ飲めちゃうんだけど、普通の井戸水っぽい(水道水とは云わない)と思ったな。(罰当たり?)


駐車場の若者四人組、物見雄山ならさっさと追い越し帰って行くかと思えば、なにやらじっくり見回していたり、参道ではワイワイ騒がしかったのに、本堂に入れば声のトーンも落としてボソボソ仲間内で話していたり……

騒がしいのはヤダなーっと思っていたけど、要所要所では静かだったので内心「ゴメンネ」と謝っちゃいました。



それはともかく、色紙が本堂の近くに貼ってあって、なんか複雑な気分になりました。

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「坂東~っ!!」

そこ知り坂東リサーチって、中部圏のローカル番組だっけか?(笑)