今日の言葉 -2ページ目

生き方 No.3300


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「生き方」の話で「なるほどなぁ」と思わされたのが堺正章さんです。

『自分のやりたいことは、「やりたいやりたい」と出すのではなく、ポケットの中に入れておく。

そして、求められたことだけをやっていると、そのうちポケットの中に入っているものに気づいてくれる人が絶対に現れる。

そこで初めてポケットの中に入っているものを出すんだよ』と。


求められていないことを「やりたい」と言っても、人生はなかなかうまく転がっていかないということなのかもしれません。


近藤 芳正(俳優)

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日本講演新聞2024年6月10日号よりご紹介です。

『頼まれごとは、試されごと』と言われるように、

人から頼まれたことに応えることで相手を喜ばせ、期待を超えて行くことでチャンスを作る。


その後に自分のやりたいことができる条件が揃って行くのでしょう。

そのためにも何をやりたいかを日々考えておくことも大事ですね。


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背中 No.3299


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背中を磨けば、運命が開く。


上甲 晃

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読むだけで背筋が伸びる言葉ですね。


さらに上甲氏の解説が続きます。

『背中とは、終わった後の姿とも言えます。

背中を磨くとは、最後の始末をきちんとする、締めくくりを丁寧に行うことです。

去り際、終わり際にこそ人格が現れる』


立ち居振る舞いを正すだけではなく、自分から見えない背面にも心を配ることで、内面を磨かなければならないことにも気づけるでしょう。


「今朝の背中は運命を作るに相応しい背中になっているか?」

と毎朝自問自答するだけでも一日のスタートが違って来ますね。


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潜在能力 No.3298


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潜在能力が最も引き出される原点とは「人のために生きる」ことです。

具体的には「誰かに勝ちたい」ではなく「観た人が感動する勝ち方をしたい」と願うことです。


林 成之(スポーツ脳科学者)

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致知2024年8月号からのご紹介です。

『脳には「悔しい」「勝ちたい」のような言葉を使うことで潜在能力が消えていく、という特徴があります。

それは、相手を貶める意味が含まれている。そしていずれも負けを意識していることです。

負けた時は「悔しい!」ではなく「自分を負かしてくれてありがとう。これで成長できる」と捉えることが潜在能力を消さずに成長するコツと言えます』

「勝ちたい」と思うのではなく、勝つことで何を届けるのか。

「悔しい」ではなく、「この経験が何を教えてくれているのか」を学ぶことが大事ですね。


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出会い No.3297


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自分とは「年齢」の異なる人と出会い

自分とは「環境」の異なる人と出会い

自分とは「経験」の異なる人と出会い

自分とは「夢」の異なる人と出会い

自分とは「価値観」の異なる人と出会い


あなたの「羽」はたくさんの「異」なる人と出会うことで「翼」に変わります。


ひすい こたろう

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自分とは異なる経験をした人との出会いや、偉人の伝記を読むことで、違った人生を疑似体験することが出来る。

それは自分の幅を広げてくれ、翼を与えてくれることになるのですね。

逆に自分も人に伝えられるような、自分にしか出来ない経験、苦労を買って出ることが大事でしょう。


元・南極観測隊第一次越冬隊長の西堀英三郎氏もこんな風に話されています。

「同じ性格の人たちが一致団結しても、その力は和の形でしか増やせない。


異なる性格の人たちが団結すれば、積の形で大きくなる。」


同質の仲良し集団だけでは、切磋琢磨が難しい。

「個性」と「違い」こそが相手を磨く最初の砥石になるのですね。


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心 No.3296


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それわが道は人々の心の荒蕪(こうぶ)を開くことを本意とす。

心の荒蕪一人開くる時は地の荒蕪は何万町あるも憂うるに足らざるが故なり。


二宮 尊徳

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致知2024年8月号からのご紹介です。

現代語訳すると

『私の道は人の心を開くことが本意である。

一人の人の心の荒れ地が開けた時は、土地の荒れ地が何万町歩あっても憂えるに足りないからである』

という意味になります。


それは尊徳のこちらの言葉からも伺えます。

『あらゆる荒廃は、人間の心の荒蕪から起こる』


だから、心の荒れ地が開墾されれば、周りの状況が変わっていく、好転していくということでしょう。

そのことを「心田を開発する」とも呼ばれていました。


そうした考えを元に、至誠・勤勉・分度・推譲を実践し広めた尊徳は、衰弱疲弊した六百余村を荒廃から救ったのです。


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天才 No.3295


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誰よりも、三倍、四倍、五倍勉強する者、それが天才だ。


野口 英世

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最初から苦労せず出来てしまうことが天才なのではなく、努力できることが天才であり才能。


『天才とは異常なる忍耐者である』

とはトルストイの言葉ですが、同じことを語っていると言えるでしょう。


さらに羽生善治棋士は

『私は以前、才能とは一瞬のきらめきだと思っていました。

けれども今は、十年とか二十年とか三十年とか、同じ姿勢で同じ情熱を傾けられることが才能なんだと思っています』

と実感を込めて語られていました。


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澄む No.3294


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「すみません」とは、

相手に対して自分の心や行いが

「澄みません」という意味

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「江戸しぐさ」という作法から学んだ言葉です。


江戸っ子は、目の前の人を仏様の化身だと考えていたそうです。

だから「すみません」とは、そんな仏様に対して澄んだ気持ちになれなかったという心からのお詫びの気持ちとのこと。

今では「済みません」と当てられているこの言葉も、「澄みません」という想いが込められているのですね。


そう思うと、「澄みません」ということで、その度に意識が出来て少しずつ心が綺麗になって行く気がします。


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信念 No.3293


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才のともしきや、学ぶ事の晩(おそ)きや、

暇(いとま)のなきやによりて、

思いくずおれて、止(やむ)ることなかれ。

とてもかくても、つとめだにすれば、出来うるものと心得べし。

すべて思ひくずをるるは、学問に大にきらふ事ぞかし。


本居 宣長

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才能がないからとか、学ぶには年を取り過ぎたとか、

忙しいからと言い訳をして、学ぶことを諦めてはいけない。

とにかく努力すれば成し遂げられないことはないと信じて続けること。

途中で思いくずおれる、すなわち挫折して諦めてしまうのがよくないことという意味です。


宣長は医業のかたわら、35年をかけて古事記伝を書き上げました。

現代の我々が古事記の内容を理解できるのは、この古事記伝のおかげだと言われています。

そして日本の社会風土や憲法も古事記等の日本の神話を元にしていることが沢山あります。

信念が困難を切り開いていきますね。


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夢見る力 No.3292


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Dare to Dreamとは、

If you can dream it, you can do it.
「明確な目標、成功のイメージを持つことができれば、それを実現できる」


You are what you choose to become.
「今のあなたは、自分がこうなりたいと思った姿そのものだ」

という言葉に、「努力」を掛け合わせたもの。


直訳すれば、

あえて夢見る。

思い切って夢を見る。

皆の反対を押し切ってでも夢を見る。

という意味ですが、

「大きな、大胆な夢を抱く」ということでしょう。


前田 一雄

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日常に流されてしまうと自分がどんな夢を持っているのかに気付きにくい。

最初は大きな夢でなくてもいい、明日叶う夢でもいい。

大事なことは、周囲からのプレッシャーに負けないワクワク感を持つことですね。

小さな夢が実現することや成功体験を重ねることで大きな夢を持つことが出来るのでしょう。

あえて夢を見る、ですね。


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負け方 No.3291


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大切なのは負けた後。


米長 邦雄九段(元日本将棋連盟会長)

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剣術でも、

『勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし』

という言葉があります。故野村克也監督も引用されていました。


また、バスケ漫画のSLAM DUNKの有名なセリフの一つに

『「負けたことがある」というのがいつか大きな財産になる』

という言葉があります。

負けの中にしか学べないこともあるでしょう。

転んでもタダでは起きない信念が大事ですね。

転ぶのは前に行こうと踏み出した証拠ですから。


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