2月21日

天気 晴れ晴れ

何だか最近更新が滞ってしまった。

先週あたりは、『有袋ふじ』の荷造りばかりやってたから

なんとなく、ネタ的にイマイチというか更新する気にならなかったようだ。

ひとまず、倉庫での荷造り仕事も一段落したので昨日から外へ出た。

Hatakeへと続く土手にも変化が。

ウチの園地より奥にある園地の方が、土手を除雪してくれた。
$beckの釣りバカ‘農業’日誌【釣り時々Hatake】-F1002567.jpg
おかげで、車で行くことが出来るようになった。

今までは、車止めて約300mくらい雪の中を歩いていたので

Hatake行くのもだいぶ楽になった。



さてさて、今剪定作業している園地は

りんごの『わい化栽培』が導入された当初からの園地。

つまり、植えられている樹はほとんど樹齢25年過ぎ。

なので、『開心形』にしてしまっている大きな樹がほとんど。
$beckの釣りバカ‘農業’日誌【釣り時々Hatake】-F1002574.jpg
コンパクトに収められた『わい化樹』であれば、作業効率も良く

日光の照射率も良いということで、良い品物も多く採れる。

それに比べて、『開心形』にしてしまった樹は作業性も悪く

日当たりの悪い果実も多くなるので、青実も多くなると。

収量以外は、悪いコトづくめ。


りんごの『わい化栽培』が導入された当初使われていた台木は、

ほとんど「マルバ付」である。

その為樹勢がかなり強く、

リンゴ栽培における、わい化樹理想樹形の

『主幹形』もしくは『スレンダースピンドル』
$beckの釣りバカ‘農業’日誌【釣り時々Hatake】-F1000658.jpg
を保てなくなってしまっている。

勿論、『わい化栽培』を行っているリンゴ農家全てがこれに当てはまるわけではない。

同じくらいの樹齢の樹でも『主幹形』を保って栽培している方もいるらしいし。

『わい化樹』『わい化栽培』におけるメリットである、

樹を大きくせずに良品多収

という観点に基づくと、

『開心形』にしなくてはならないような樹は、更新対象であるはず。

しかし、更新するというコトは改植するというコトで

苗木を植えて一からやり直し

というコトである。

出来ることなら更新したいが、確実に収穫量が減少する。

つまり、収入も減るわけで。

なかなか、まとまった数を一気にとはいかないのです。


現在では、「マルバ付」ではなく「自根」の苗木も出回っている。

だから、20年過ぎた樹は寿命で更新しなければならないという従来の

「わい化栽培」における考え方も、見直すことが出来るようになっている。


なんだか、まとまらない内容になった感があるが・・・。


とにかく、雪景色の中で

リンゴ樹の気持ちを考えながら

剪定しているというコトです。