太秦ライムライトを観て | DJマジシャン タクマのブログ

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タレントでマジシャンのタクマのブログです。
日々の放送やマジックショー、趣味の釣りまで公開します。

最近はなかなか休みが取れない為、大好きな映画も観られず、自ずと深夜にDVD鑑賞となります。

そんな中、「この作品だけは映画館で観るぞ」と思いながら、どうしてもタイミングが合わず結局DVD
で観ることになった1本、それが・・・

「太秦ライムライト」です。

主演は時代劇の斬られ役で、50000回斬られた男と言われる福本清三さん。
私タクマは福本さんを見る度に、「まるで餓えた狼のようだ」と思っていました。

鋭い眼、アバラの浮き出た剃刀のような体、そして全身にまとった妖気・・・正に異彩を放つ存在です。 また時代劇だけでは無く、千葉真一さん主演の
空手映画ではスピーディーなアクションを披露し、決して時代劇の「からみ(斬られ役や、殴られ役として、主役にやられる役の人)」だけではない、非凡な役者さんとして、今尚現役です。

その福本さんが主役の映画が「太秦ライムライト」
です。しかも生涯斬られ役としての主演というところが、私の心を震わせるのです。

作品の内容については、ここでは触れません。

ぜひ観ていただきたいと思います。

蒲田行進曲であり、ベストキッドでもあり、ライムライトでもあるのです。

最初はスナック菓子を食べながら観ていた私が、
始まって3分で手が止まり、途中から心が震え、
最後は正座して見終わりました。

そして涙しました。

タクマの中では生涯忘れられない作品との出会いになりました。

タクマも役者として「仕出し(エキストラ)」からのスタートでしたが、今は毎日ラジオでしゃべり、
またマジシャンとしてステージに上がる日々が続いています。

今振り返ると、あの頃はお金も無く、いつもお腹を減らしていましたが、明日への夢だけで生きていける時代でした。