阪神電車に劣らず、山陽電鉄も明石あたりまでは見所豊富。
直通特急は須磨浦公園を通過するためそこそこのスピードで進入するのですが、車庫線が直進で本線が左にそれるなんてありえない。
本当に阪神、山陽は、線形の良いJRと対照的に優等列車に優しくない線形ですね。
舞子公園に着くあたりから・・・
ここは海に近いJRより山陽電鉄の方が眺めがよかったですよ。
明石を過ぎますとJRと離れ、海沿いを直線的に進んでいきます。
しかし海が見えることはありませんし・・・
大塩駅です。
構内踏切(普通列車の手前にある)を存置するため、長編成の直通特急は側線に追いやられるという構図・・・
しかも。
先ほどの御影駅と同じくらいの徐行を要します。
極め付けは飾磨駅。
ここは網干線との分岐駅なんですが・・・
本来兵庫県内をテリトリーとする山陽電気鉄道は、山陽電鉄ではなく兵庫電鉄(もしくは神戸と姫路を結ぶので姫神電鉄とか)と呼ばれてもおかしくないのに山陽と名乗るのは、網干から先も岡山、四国への延伸を視野に入れたからだといわれています。
よって将来の本線は網干線・・・だったかはわかりませんが、線形は明らかに直進の網干方面に向いているのでした。
↓直進が網干方面、右へ切れるのが姫路方面
しかも一回右に切れた後も、飾磨車庫を避けるかのようにさらに右へ切れるポイントを渡るのです。
事前に地図で、本線が飾磨駅を境に西から北に90度進路を変えることは知っていましたが、まさかポイント伝いに進むとは思っておりませんでした。
・・・もう少し線形良くしようよぉ。(まぁ乗り鉄には嬉しい光景ではあるが)
ここまで来ると姫路はもう間もなくです。
11:07着。1時間40分の旅でした。
線形は不利でも明石以降は飛ばしていましたし、多少時間に余裕があればこのルートも十分選択肢になるのではないでしょうか。(大阪~姫路に限った話かもしれませんが)
また機会があったらぜひ乗り通してみたいと思います。
さて、姫路といえば・・・
姫路城ですよね!
・・・ですが、今改修中ですよね。
よって・・・
・・・次の機会は改装後に決定だな。
おしまい。