私が乗っているのは、元南海でズームカーと呼ばれた21001形。
ズームカーの所以は、街中を高速で走るし、山中も力強く登る、その両方を兼ね備えている⇒広角から望遠まで焦点距離を変えられるカメラのズームに例えたからと言われます。私も1度だけ高野線のズームカーに乗りましたが、あれはすごかった。
さて、五和を過ぎるまでは街中を走ります。
でも五和を過ぎると急に険しくなり、森の中へ。そばには大井川が流れます。
この光景は最近見た加古川線と加古川
の関係に似ているかも、と思いながら列車はゆっくりと分け入っていきました。
山間をゆっくりと進む。
大井川鐵道の車窓で大きな特徴は3つかな。1つは大井川。もう1つは・・・
そして最後の1つは・・・
大井川にかかる橋、もしくは沿線の風景かな。サクラの季節はキレイだろうなぁ。(写真は川根温泉笹間渡駅付近)
地名駅で変わった風景に出会います。
これは、線路上をまたいでいた貨物索道から線路を保護するために建設されたけど、索道が廃止、トンネルだけ残っているのだそうな。面白いねぇ。
・・・ふと見ると、空が明るくなってきました。
目的地、下泉に着く頃には快晴となりまして・・・。
(運が良いのか、悪いのか。今回の撮影地は晴れだと逆光で撮りづらいんよ)
それにしても下泉駅の駅舎がものすごく渋い。私の中では相当インパクトがありました。
駅舎の色褪せ方といい、ポストといい、タイムスリップしたような気になります。
下泉から南に戻る形で道路を歩いていくと、横郷という所に着きます。そこが本日の撮影地。ここは有名なんです。角度によって①車輌がキレイに入る、②茶畑と大井川と大井川鐵道全部が1フレーム内に写せる、という場所だからです。私の目的はどちらかというと①のため、①のポジションへ。
しばらくすると遠くからシュッシュッシュと聞き慣れた音が聞こえてまいりました。
・・・④へ続く。