14時5分、大歩危を離れた列車はすぐに長ーいトンネルに入ります。
乗客は私とYさんと旅人らしき人の計3人。
寂しすぎます!
トンネルを出て、でもまあ普通列車だし、のんびり写真撮影しようかなと思ってはみましたが・・・。
アレレ、窓が汚れているではないですか!
特急ではロクに撮影出来ず、普通列車でフォローしようと思ったのが間違いやった・・・。
しょーがないので写りが悪いのは我慢して、前方撮影にいそしみます。
↓土佐穴内駅。かなりの秘境度です。
さて、この普通列車に乗る理由は2つありまして。
で、その1つがトンネルを抜けた前方に見えてきました。
それは・・・
・・・橋上の駅です!
鉄道に詳しくない人でも、何だこれ、と思う事でしょう。
駅名は「土佐北川」
昔から橋の上にあった駅ではなく、1986年の線形改良(路線変更)により現在の位置に移されたとの事。もちろんこの橋は川を渡っています。
停車時間は1分もありませんでしたが、特急で通過するよりはるかに撮影出来ました。満足満足。
列車は山間の駅、繁藤に到着。ここで特急通過待ちのため9分停車。
対向には阿波池田行き普通列車。
と、まもなく特急が通過。
こんな山間の駅で3線をフルに使って列車交換です。何だかちょっと興奮しました。
繁藤の次は・・・普通列車に乗るもう1つの目的地、新改駅です!
しばらくトンネルを抜けた後、シーサスポイントがあって、それを左に切れて待避線へ。
待避線で停止後、運転手さんは逆側の運転席に移動。
やがて列車は後方(運転手さんにとっては前方)に動き出し、シーサスポイントを横断。
そして普通列車しか立寄らない駅、新改駅に到着!
・・・とはいかず、駅に停止後、再び運転手は逆側の運転席(もといたほう)に付いて、安全を確認した後、やっと扉が開きました。そのタイムラグたるや、東京メトロ南北線の比ではありません。(15時10分到着。)
すげーーーーー。
ローカルなスイッチバックルールに少なからず感動しつつ、ここで10分停車する事を知っていたので勝手に駅外に出ます。(切符は高知まで通しで買っていますがお構いなし)
駅周辺には誰もいないかと思ったら、農家のおばさんらしき人をホーム目の前で見ました。何処に住んでいるのでしょう。
やがて特急南風がシーサスポイントの中央を真っ直ぐ駆け抜けます。
ちょうど2時間前に私達が特急車内で体験したのと同じ。
のどかな駅、新改を出発すると再びトンネル。それから色々クネクネして土佐山田に下山。
あとは平坦道。気が付いたらYさんはウトウト。
もう間もなく高知駅に到着です。
途中から高架線につながる線路がほぼ出来上がっており、いよいよ高知駅も高架駅に生まれ変わる最終段階のようです。
今回の旅ではそれも踏まえ、この後高知駅舎も撮る事になります。
そして高知駅(地平)に無事到着致しましたー。15時55分着!
まだまだ旅は続きます。
・・・その4に続く。