アルバルク東京では、
アカデミーも担当しています。
アカデミーにはスクールとユースがあり、
現在スクールは開校していて来年からはユース(U15)の活動もスタートしようとしています。

その活動の中で日本バスケ界には何が足りないのか、

どんなスタイルが合っているのかなど沢山の問題点についてスクールコーチ陣と話しています。
今、注目しているのは「パス」ですね。

拓殖大学時代にも恩師である森下先生からは、良く「突破する」重要性を学びました。

突破するとは、目の前の自分のディフェンスの先にボールを進めるという事。手段は、ペネトレイとでもパスでもシュートでもどれでも良いのです。ただ、目の前のディフェンスを突破出来なきゃ良い選手にはなれないという教えでした。

シュートとドリブルで突破するということは何となく想像できるし、

スキルも個人練習ですぐに上達しそうな感じはしますよね。でも、パスは相手が居て初めて成立することですから、練習にも工夫と時間が必要ですよね。パスコースを選ばなきゃいけない、相手の手が届かないところに出さなきゃいけない、強さもコントロールしないといけない。それに、キャッチする側はキャッチングの技術も必要になって来ます。このキャッチングがとても重要な割合を占めているのかなと、ちょっと思ったりします。

NBAを見ていると、レブロンとかのパスはものすごく速いし強いのが伝わって来ます。でも、そのパスを周りの選手は普通にキャッチするわけですよね。笑 少しコースがズレても片手でキャッチするわけなんですポーン自分も経験ありますが、ルーキー時代に最初に外国人のベースボールパスを受けた時は、かなりの衝撃でしたからね。振動も手の痺れも、今まで経験しなかったレベルでした。辛うじてキャッチはできましたが・・・。

パスを強く速くする事が出来て、それをキャッチする事が出来れば、チャンスの回数が増えるわけですよね。手を目一杯伸ばしたラインぎりぎりのところでキャッチ出来たり、パスをそこに飛ばすことが出来れば、今まで諦めていたところにチャンスが生まれ始めるんですよ。このような細かなところをもっと攻めていかないと日本が生きて行く道はないんじゃないかなと感じたりします。体格で上回っているアメリカヨーロッパの選手は既にやっていますが、ここはレベルアップをしないと行けないポイントではあるかなと思います。

 

パスも筋力があれば良いと言うものではないので、

幼い頃からの感覚と経験が重要なんだろうなぁーと思っています。だから、これから出会う子ども達にはその重要性を伝えていければと思っています。簡単ではないし、子ども達はやっぱりシュートとドリブル練習が好きなのもわかっているけど、我慢強く伝えていこうと思いますウシシ

 

今後は、BリーグもNBAも「パス」に注目して見て下さいね。

では。

 

スクールの様子。

 

先日の「ALVARK TOKYO KIDS COURT 2017 with TACHIKAWA DICE.EXE」の様子。

初めての3x3は楽しかったようですね!!!