愛されてるから、諦めなさい | * 箱舟、星の船 *

* 箱舟、星の船 *

生き物には、その生き物が一番呼吸のしやすい場所がある。

自分のやりたいことって何だっただろう。
本当の自分ってどんな姿だっただろう。
どんなふうに生きていたかったんだろう。

そんなふうに迷い悩む普通の人たちを、本当の場所に導いていく、舟でありたい。

「どうしたら好きになってもらえるか」
「どうしたら嫌われずに済むか」
「どうしたら愛されるか」


そんなことじゃ、ないんだ。

そんなこと、いくら考えて考えてこねくりまわしたって、

答えなんていつまでも出てこないよ。
 

 


好かれる方法も嫌われない方法も、

なるほど確かに、ちょっと検索したら、

すぐにたくさんヒットするだろうよ。

でもそんなのはすべて、すべて、

一時しのぎの安心が得られるだけに過ぎないんだ。






 

 

 

こういうことに頭を悩ませてしまう人が、

本当にするべきことは、そんな、

麻薬みたいな方法論を探すことじゃない

 

 

 


「自分は好かれる人間だ」
「自分を嫌いな人なんていない」

 
そう信じて、心に感じるままに行動できるかどうか。

このことの方が、何億倍も大切なんだ。






思い込むんじゃないよ。
無理矢理そういうことにする、わけじゃない。
 
ただ、ただ、そう信じて、行動できるか。

 




目を瞑った状態で、一歩を踏み出せるか。

「目の前が断崖絶壁じゃない」と、信じられるか。

信じて、踏み出すことができるか。





そして、

「自分は最初から、

生まれた時から愛されていた」

と、知ることができるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


人は、必ず、愛されている。
 
そう思えないのは、

「愛する」に持たせる意味を間違っている。 
言葉の定義を、設定し間違えているだけなんだ。

 


「優しくされなかったから愛されなかった」とか、
「誰にも理解されないから愛されていない」とか、
「恋人がいないから愛してくれる人がいない」とか。

 

もうね、そんなことじゃないのだ。


そんなことじゃないんだって、

いつになったら気付けるのか。

 

「愛されるために何かをする」ってこと自体が、

すでにおかしいんだって、

どうしたらその心は納得してくれるのか

 
 

 

好かれたい、嫌われたくない、愛されたい、じゃないんだよ。

 

 

 
 
 

 

世界には、あなたを、僕を、好きな人しかいない。
 
そうじゃなく見える人がいるとしたら、それは、

「好きなんだけどそれをうまく表現できない人」

なんだ。

 

 
 
 
 

 


そして、すべてをひっくるめて、

世界は、いつだって愛してくれている。


ずっとずっと、今生きている人は、

生まれてからこの瞬間まで、

1秒も欠かさず愛されて生きてきた。

 

 

 


それを、いつになったら信じられるんだ。

 

いつになったら、そう決めて、

その好意を、愛を、受け取る気になるんだ。


いつまで受け取り拒否を続けているつもりなんだ。

 

 

 

 

 


はよ、もっともっと、

観念しなさい。


愛されてるから、

諦めなさい。