先日のことでした。友人から「大手キャリアのSでまだやってんの?信じられない」といわれました。なんでも「格安モバイル」というものがあり携帯料金が非常に安いと。確かに、盛んにテレビでコマーシャルをやっていますね。

 

 若い方から見れば「何を今更」と思われるかもしれませんが、私のように面倒くさがり屋は、

 

- 回線品質が異常に悪いのでは?

- インターネットが繋がらないのでは?

- 電話で話ができないときがあるのでは?

 

 と疑っていました。それにまして、なにより面倒くさい。ご存じの通り大手キャリア電話料金プランは複雑で、途中解約は違約金が発生する、家族割引などなど。何にいくらかかっているのか理解している人はほとんどないと思います。また、店舗で手続きをすると「新規購入」や「他社からの乗り換え」は直ぐにできるのに「解約」となると、酷いときは二時間待ちなどザラです。結果、ずっと放っておいていという人がほとんどでしょう。

 

 私は家族4名とタブレット1台の電話料金を払っているので、一月の請求金額は4万円を超えます。考えてみれば一年で50万円近く払っていて、恐ろしいほど家計を圧迫している。そんな状況で、格安料金に変更すれば、一人2000円程度。4人で1万円を割り、1年で10万円。その差は40万円。10年でクラウンが買えるほどの差になるわけですね。

 

 考えれば考えるほど腹が立ってきて一念発起。店舗で解約予約をおこなって手続きにゆきました。(なんと予約は3日後です)手続きは極めて複雑で、「SIMロックフリー」だ「MPNナンバー」だ意味不明な用語が山のようにでてきます。一人では何をやっているのか理解できず、(そんな下らない企業のトラップを)また理解するつもりもなく、結局、某社の店舗にいって説明をうけて(代わりに)やってもらいました。

 

 驚いたのは、解約違約金意外にスマホの本体価格が一時的に請求されることです。私の場合10万円を超えると。これが請求されるらしいです。

 

 つまり、新しいiPhoneが出るたびに「実質無料」の嘘にだまされ結局電話料金に載せられローンを組んでいたんですね。MacBookでも10万円程度で買える時代です。iPhoneも10万円近くです。いわば二年ごとに家族全員がパソコンを買い換えていてローンを組んでいたという狂ったような生活をしてきたのです。一時的な10万円も勉強料金として覚悟し、終日かけて全ての契約を解除し格安料金に変更しました。

 

今は、

 

ー電話使用は原則禁止。電話はすべてLINEやFacebookなどの無料電話を使用すること

ーできるだけ無線WiFiの使える自宅、カフェ、会社、学校などで動画やダウンロードを行うこと。電車などで本や新聞を読むときは、自宅でDLを済ましておくこと

 

 などを義務づけたとこと、毎月の請求料金は3万円以上減りました。年間でいえば40万円弱。解約料金もハードウエアの一時負担金も怖くありません。数年使えば直ぐに回収できるでしょう。これからは、パソコンのように5年サイクルで買い換えを検討。家族には、ハードウエアは自分の収入で買うことを義務づけました。

 

 格安モバイルの店員さんに効くと私のようにやれば全く問題ない。それでも、日本人の多くは面倒くさいのと違約金の怖さ、あとは(これが最悪ですが)新機種実質無料の言葉にダラダラ契約を続けているとのこと。加えて言うなら店舗があると安心する。こうした固定費はすべて電話料金に載せられているのです。易きに流れると搾取されてしまう典型的なやりかたですね。

 

 直ぐに、電話料金は見直しましょう。メディアでは教育費、クルマ、家という三大支出を見直す話ばかりが強調されますがこういう「無駄」が家計の中には山のようにあるという一例です。