コロナ禍でも子どもの運動能力向上 本巣市が岐阜大とプロジェクト | PEEKABOOのなかよしブログ

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コロナ禍で子どもたちの運動能力や体力の低下が心配されるなか、岐阜県本巣市の園児が、25メートル走やソフトボール投げ、立ち幅跳びの記録を伸ばしている。

市教育委員会は5年前から岐阜大と連携し、市立の全8幼児園で楽しみながら体を動かす「アクティブ・チャイルド・プログラム(ACP)」を取り入れてきた成果が実を結んだ。

 

市教委が取り組む「生きる力を育むプロジェクト」は、幼児期の体力と運動能力を伸ばすため2017年に始まった。

体力低下の要因として、幼児期からの遊びの不足が影響していると考えられていた。

岐阜大教育学部の春日晃章教授(子ども発達学)の研究室が協力し、園長や保育者向けの研修のほか、年中と年長の園児を対象に、運動遊びを取り入れたACP教室の開催や運動会のプログラムの見直し、運動能力測定に取り組んだ。

 

ある幼児園では、1日3時間近くを「遊びの時間」に充てている。

室内外を問わず鬼ごっこや跳び箱、忍者遊び、フラフープなど、自分が得意なことや、みんなと一緒にできる運動遊びに園児自身が率先して取り組む。

毎日のかけっこは、みんなで応援して、みんなが全力疾走する。

園全体として仲間を思いやる意識が高まっているという。

 

市教委によると、プログラム開始前の17年春に比べ、男児の25メートル走が6・34秒から21年秋は6・02秒、ソフトボール投げが5・76メートルから8・11メートル、立ち幅跳びが91・84センチから111・25センチ。

女児の25メートル走が6・70秒から6・08秒、ソフトボール投げが4・05メートルから6・15メートル、立ち幅跳びが83・96センチから105・61センチとなった。

 

男児の立ち幅跳びを除き、年長の全国平均を上回る結果となった。

また、女児のソフトボール投げは小学1年の全国平均を上回ったほか、ほかの種目も小学1年の記録に迫っている。

20、21年度は新型コロナウイルスの影響で、小中学生の体力水準が低下しているにもかかわらず、本巣市の幼児は高い水準を保った。

 

 

 

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