takujiroo杯茨城県スペシャル、25本目は「森嶋 純米酒」です。



お洒落でスタイリッシュなラベルです。

日立市シリーズラストの4本目、森島酒造さんが造るお酒。
茨城旅で神社巡りをした話は以前書きましたが、日立市には他にも歴史や伝説にまつわるスポットが多くあります。
坂上田村麻呂が馬を繋いだとされる銀杏とか。


八幡太郎義家が太刀で割ったとされる岩とか。





森島酒造さんは太平洋のすぐ近くにある酒蔵。
東日本大震災で大きな被害を受け、そこから苦労の末に酒蔵を復興。

「森嶋」のラベルに描かれた石は、地震により崩れた倉の石片で、不屈のシンボルなんだそうです。


日本の美の本質とは、「侘び寂び」「無いことの豊かさ」「余白の美しさ」。私の目指す“理想の酒”はこれだ! 私が追い求める酒づくりは「日本の美」そのものだったのです。

21世紀に生きる一人の醸造家として、はるか二千年に及ぶ日本酒の歴史(クラシック)を受け継ぎ、 その中に新たな可能性(モダン)を見いだすこと。
それは日本酒を通して日本の美しさと美学を表現することであり、 それを極めることこそが、私にとっての「モダンクラシック」である、 という想いはこうして私の中に形づくられたのでした。



モダンクラシックなお酒、どんな味でしょうか。


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うん! 美味しいですね!

開栓後は微発泡のチリッとした刺激。
甘み、酸味、苦味、旨味。調和のとれた味わいで、仄かにフルーティー感もあります。

熱燗にするとフルーティー感が増しますが、このお酒は冷酒が旨い!
吟醸酒のような味わいと、絶妙な味のバランスが際立ちます。

日本酒らしい骨太な旨味と、繊細なフルーティー感を併せ持つお酒。
美味しかったです。


【森嶋 純米酒】 ⭐⭐⭐⭐⭐