再びの関西・その1:京都西山 | 福助の街歩き

福助の街歩き

福助が歩く古い街並み・石仏・湧水・大樹
春は桜、夏はホタル、秋は紅葉を。

当初から友人と吉野山に行くことになっていた日程で再び関西に行きました。

1日目は、京都旅行に行っていた姉と合流して善峯寺とその近くのお寺巡りにタケノコ料理を食べることにしていました。

 京都駅でレンタカーを借りて、まずは善峰寺に向かいました。借りた車は日産のeパワーの車、自分の30年ものの車と操作がだいぶ違うため良くわからないことがいっぱいありました。サイドブレーキのかけ方が良くわからないので電話で聞きました。ヘッドライトのオートは消したつもりが点いていたは最後まで分かりませんでした。

 善峰寺は京都らしい細い坂道を進み、竹の多い山の中を進むとありました。

立派な仁王門をくぐる、山一帯が広い境内です。石段を登り本堂にお参りして西国33観音の御朱印をもらい、右の石段を6角屋根の経堂のある高台に登ります。石段の上で長く枝を延ばした日本一の松(遊龍の松)の枝の下をくぐります。その松の本体は高台のずっと右の石垣の縁にあるのでした。10mくらい真横に枝を延ばしているんですね。全長37mと説明書に書いてあります。

この高台の経堂の前には大きな枝垂れ桂昌院の枝垂れがありますが、花は終わっていました。高台の先からは眼下に街が見えますが、反対側の山の斜面(白山桜あじさい苑)には点々と桜が咲いています。この景色はミニ吉野山のようで見事です。ここはまだ見頃の内でした。斜面の一番上遥か上には広い屋根を広げたお堂(桂昌堂?)が聳え、周りには枝垂れ桜が咲いていました。右が谷になっていて、少し下りたところに幸福地蔵が座っているお堂があります。お地蔵様の背面に壁が無く、桜の斜面がバックに見えてキレイでした。山の上に聳える桂昌殿まではとても登れそうもないので、釈迦堂から阿弥陀堂まで登り、石段を下りて本堂に出て戻りました。

次に姉が予約をしてくれていたタケノコ料理のお店に行きました。お店は小さな庵のようなお店で、5人ほど座れるカウンターのほか、座席は一つあるようでしたが、われわれ4人以外は客はいませんでした。(受け付けていない?)お年を召した上品なおかみさんが丁寧にタケノコ料理を作ってくれました。刺身、わかめとの煮物、木の芽和え、味噌漬け、天婦羅、タケノコご飯、若竹汁が出ました。本当に柔らかかった。

次に少し下がった所にある、十輪寺に行きました。十輪寺は在原業平ゆかりのお寺とのことで、業平の丘お墓、藻塩を焼いたと言われる窯とお堂の中庭に業平桜と呼ばれる枝垂れ桜があります。残念ながら業平桜は終わっていました。業平橋と言問橋のある墨田区に住んでいる姉はご住職と業平の話で、しばし盛り上がっていました。コンパクトながらなかなかいいお寺でした。

 次に勝持寺に行きました。ここには西行桜というのがあります。やはり終わっていましたが、書院の前に枝垂れが何本かあり見頃でした。

最後に、大原野神社に行きました。神社はかなり歴史があるようでした。

モミジの長い参道がありました。奈良のお寺には多いのでしょうか、狛犬の替りに鹿が座っていました。

そして、姉を京都駅へ送り、友人と今回も泊ることになっている大宇陀の奈の音に向かいました。しかし、大宇陀は遠く、ナビに従って行くと、高速に入らない道になっていたので、スマホのナビを使ったりしながら向かったのですが、高速を下りたり、また入れと言われたりして往生しながら着きました。後で聞いたら、京都から大宇陀までは大阪を回って行かないとやはり高速がとぎれとぎれになっているそうですね。

■京都西山の善峰寺

大きな仁王門

石垣の上に日本一の松「遊龍の松」

経堂への石段を登ると、松の枝の下をくぐる

遊龍の松の枝の長さは37mだそうだ・・・

石垣の角が根元のようだ・・

経堂の前にある桂昌院枝垂れ桜は終わっていた

白山桜あじさい苑の桜は、まだ見頃

一番上には多分、桂昌殿

斜面を少し下ると幸福地蔵

右は幸福地蔵

経堂の上に上がり釈迦堂へ

釈迦堂

本堂に下りて行きます

タケノコ料理の畑井

タケノコ、柔らかかった・・・

十輪寺に来ました

業平もみじ

業平のお墓

藻塩を焼いた窯

真ん中見えるのが、業平桜。終わっているが。

業平桜は中庭にある

勝持寺に来ました

昨日、善光寺のお賓頭盧様が盗まれたというニュースがあった

不動堂か?

これが西行桜とのこと・・・

書院前には、まだ枝垂れ桜が残っている

大原野神社に来ました

その後、京都駅に寄り、大宇陀「奈の音」に向かいました。