先週末はオーケストラの本番でした。
曲目はメンデルスゾーンのオラトリオ 『エリヤ』
※オラトリオとは聖書から題材をとった宗教曲のこと
『エリヤ』は旧約聖書に出てくる預言者の
物語です。
物語の内容は長いので割愛しますが、
エリヤは紀元前9世紀にイスラエルの神ヤハウェに仕えて
混乱の最中にあったイスラエルで、神の言葉を代弁する預言者として劇的な生涯を送った
人物。
その人物の壮大な物語なので、第1幕と第2幕をあわせて演奏時間は2時間10分。
編成はオーケストラ、パイプオルガン、合唱団ソプラノ、アルト、テノール、バリトンのソリストにボーイソプラノの男の子です。
何しろ大曲なので演奏も難しく、譜読みが大変でした。
ヴァイオリンパートだけで56ページも!
8月の半ばに楽譜が貸し出されてからというもの毎日、楽譜と格闘していました。
印象に残ったのがボーイソプラノの男の子。2日間の演奏会だったのでボーイソプラノだけはダブルキャストです。
2人とも小学2、3年生くらいでしょうか。
第1幕の終わりにパイプオルガンの隣に出てきてソロを歌ったのですが透明感のある素晴らしい歌声でした。
歌う場所が3階の客席くらいの高い所だったので
怖くないかな^^;
がんばれ〜!
と、ひそかに応援していたのですが、2人とも見事な歌声でした。
ほぼ、弾きっぱなしの2時間10分の演奏で体力的にも精神的にも大変な曲でしたが
メンデルスゾーンらしい、音の色彩に満ちた甘美な旋律に酔いしれて、充実感いっぱいの本番でした。