窓枠取付け 苦戦してます
やっとで一つの窓の窓枠取り付けが終わったんですが、全ての窓の取り付けを行うことを考えるとゾッとします。
恐るべし、建具の緻密な作業
一番苦労したのは、
窓枠の下に当たる部分
皆さんも、窓枠を今一度、眺めて見てみてください。
「ビスの跡」が無いんです。
どのように設置するのか・・
大工の師匠に半年前に教わって
記録と写真は残していたものの
実際にやってみると
まあ、これが大変で大変で
もう、何度もやり直してしまいました。
(とっても分かりにくいのですが、窓枠が設置されています。)
ポイントは
ポイント① 窓枠の設置順序
① 上の取り付け
② 下の取り付け
③ 両サイドの取り付け
正直①と②の順番はどうでもいいかもしれませんが、
②と③の順序がポイントなんです。
なぜか?
縦の窓枠に当たる部分に下の窓枠のビス打ちをするからなんです。
ビスを打ったところを縦の窓枠で隠すんです。
(下の窓枠設置は後で詳しく説明)
ポイント② PB(石膏ボード)設置厚考慮
窓枠の飛び出し位置をミリ単位で調整する必要があります。
このあと、PBを張りますが、PBの厚み(12.5mm)に合わせた飛び出し位置に合わせて、材のカットと設置をする必要があるんです。
ポイント③ 水平垂直の歪み補正
高さ調整にはパッキンを使用しますが
窓枠材に余っていた薄い9mm合板を使ったため歪むんです。
更に、上の窓枠であれば、水平に設置するのがなにげに大変なんです。
そこで、登場するのが
「内装化粧枠止め金具」
ポイント④ 下の窓枠 固定方法
上と左右の窓枠には、漆喰かクロスを巻き込むので、表側をビス止めしても、上から被せて隠せるんで問題無いんですが
下の窓枠はそうはいきません。
そこで、秘密のテクニックです・・
表に来る窓枠の下に、ほぼ同じ大きさの
構造用合板を捨て板として張ります
その板は、表に来る本当の窓枠材がぴったり収まる位置に丁度セットできるよう、パッキン等で調整します。
特に水平には気をつけます
この板は上からビス止めします。
そして、表にくる窓枠を貼るんですが、
その際、ポイント①で説明した、両サイド(縦の窓枠に隠れる位置)はビス止めしますが
他の部分は、ボンドを付けていきます。
この一連の作業中、板がずれないよう
事前にクランプで固定しておきます。
インパクトの振動で結構ずれるんです。