南洲翁遺訓① | 田窪一世 独白ノート

田窪一世 独白ノート

ブログを再開することにしました。
舞台のこと、世の中のこと、心の中のこと、綴っていきます。

 

天から与えられた道を実践する者には、

災厄はつきものであるから、そんなとき、

そのことがうまくいくかどうか、

その身が生きるか死ぬかといったことなど

どうでもいいことなのだ。

 

事には当然のことながら、

うまくいくいかないがあり、

物には出来不出来があるものだ。

人は自ずとそのことに

心を奪われがちであるが、

人が実践しようとしているのは、

その事とか物ではなく、

天の道なのであるから、

そこに上手下手などはなく、

できないという人もないものなのだ。

 

だから、ひたすら道を行い、道を楽しみ、

もし困難や苦しいことに遭ったならば、

ますますその道を実践して楽しむという

心を持つがいい。

 

私は、若いときからたいていの困難や

苦しみを経験してきたから、

今はどのようなことに出会っても

動揺することはない。

それだけは、幸せである。


 

心に沁みてくる言葉です。

 

 

 

▶︎湘南