手塚治虫さんが青年のころ、
医者と漫画家のどちらを選んだらいいか悩んでいたとき、
自分では結論が出せなくなって母親に相談しました。
すると母は彼にこう聞き返しました。
「あんたが本当に好きなのはどちら?」
母の言葉に彼は自分の本当の思いに気づきます。
「自分が大好きなものはマンガだ!」
「あんたがそんなに好きなのなら、
東京へ行って漫画家になりなさい」
こうして大好きな漫画の道を選んだ手塚治虫。
のちに彼はこう語っています。
「人生の選択をするときが必ずあります。
そのときに選べるものがあることは本当に幸せなのです」
脳科学的には子供が夢中になることは、
どんな事でもやらせてみたほうが良いのだそうです。
夢中になることが才能を伸ばし、
自分に自信が持てるようになるからです。