さて、2023年の232GPも前半戦が終了。ここからは周回方向も変わり後半戦に突入です。

 前回、レース前に大掛かりなオーバーホールを実施して…レースでは初号機も弍号機も非常に調子良く走ってくれました。

 

 で、そーなると…やはりクルマも新しく、高いメカの載ってる弍号機を速ツーに、一年落ちで、軽さに特化したストック仕様の初号機を遅ツーに使いたい。

 しかし、速ツーで弍号機を使うと微妙に調子が悪い…

 第4戦は時間も無く、背に腹はかえられぬと…初号機にマッチモアFLEAT V2  スペクター10.5(旧)を積み、セッティングも含め2022年の仕様を再現。

 見事に去年のようなタイムが出たのと、相変わらずの安定感。コレに惚れてAWESOMATIXをもう一台オカワリしたんよ(笑)

 で、調子がイマイチの弍号機も遅ツーのGT2なら絶好調。速ツーでは制御するどころじゃないオーバーステアも遅ツーなら弱オーバーで良い感じ←自分は基本的に弱オーバーステアが好み


 しかし、大掛かりなオーバーホールで弍号機のオーバーステアも質の良い(?)感じになり、扱い易くなりました。←唐突にリヤがすっぽ抜ける感じが無くなり、このくらいの速度ならコレくらいリヤが流れるかな〜って予測通りの動きをするようになりました。


 これなら弍号機をもう一度速ツーに昇格させてみてもイイんじゃない⁈と…

 懲りずに二台とも速ツーのGT1仕様。初号機が調子良いなら第4戦と同じように

初号機→GT1

弍号機→GT2

で走れば何の問題もないのですが…今の弍号機を速ツーにした時の調子がどうなのか知りたくて。


 と言う事で交互に走らせますが…やはり初号機は思い通りに動きます。ほぼニュートラルステア。ハンドルを切ったら切った分だけ曲がります。リヤはしっかり喰っていて全く破綻する気配はありません。

 弍号機は…だいぶ良くなったとは言うものの…コーナー後半でドライバーの意思に反して必要以上に曲がり込んで来る。しかもリヤが若干滑って曲がり込んで来る。

 遅ツーなら何とも思わない挙動も速ツーだと曲がり込みも激しく、収まるまでアクセルを開けられず。


 やはり弍号機に速ツーは無理かぁ…と思いつつ、最近一番の練習相手のO原氏と話しをしていて…2022年のA800MMXと2023年のA800MMXのキットで唯一違う所はリヤのARSのアームの長さくらいなんですが…と言ったところ、実はソレなんじゃないですか?と。

 確かにARSは少しいぢると大きく動きが変わる箇所だし。←一応キャンバーの変化量は同じにしてあるんですが

 左が旧アーム(AM23-1)、右が新アーム(AM23-R)。全然長さが違うと言えば違うのですが…


↑メーカーの説明。荷重変化時のスナップオーバーステアのリスクを軽減しますと。


 この時点で16時ちょい過ぎ。サーキットの閉まるのが17時。一応あと2本バッテリーは充電出来てる。

 ん〜…急いでリヤナックルのアームを入れ替えてみるかぁ。で、症状が入れ替わったらこのアームが原因だと分かるし。

 突貫工事でリヤナックルのアームを外し、入れ替え…アライメントを取り、16時30分に2台とも完成。

 早速走ってみると…見事にクセが入れ替わってます。あんなに盤石だった初号機がコーナー後半でナーバスな動きをします。

 で、あんなに苦しんだ弍号機は…ビックリするほど安定して良く走ります。コレコレ。これがA800MMXだよ。

 原因が分かった所で時間切れ。この日はお片付けして帰宅。


 後日、もう一度確認の為に

 初号機はGT2、弍号機はGT1仕様で走行。やはり弍号機は安定してました。初号機もGT2の速度なら長いアームでも問題無く走ります。

 これで安心して第5戦に挑めます。