今回のズーマー君の症状を  最初から復習すると

① アイドリングが不安定

② 信号待ちでエンジンが止まる

③ 数mでエンジンが止まる(黒煙吐き)

このうち①と③は解決しました

 

残った問題は②だけなんですが、いろいろ考えた結果

新しく変更した

 

燃料フィルターの追加

 

いきなりガソリンが吹き出すお話  で書いたように、別にフィルターが必要だった訳でもなく

単にホースとホースの接続のためだけに買った物でした

 

透明ホースに変えてわかったことですが、燃料ポンプから出すガソリンの圧力は

けっこう弱々しく、ゆっくり流れてるようです

ということは、このフィルタがあるだけでも影響があるんじゃないかと考えました。

 

もちろん、どのバイクでも悪影響になるというわけではなく、 やわな原付ですし、

可能性がある所は全部潰していきたいと思って  仮に外してみようと考えたわけです

 

 

 

そこで、面倒ですがホースの根元から交換して、  全体を一本化しました

 

まぁ  これだけの話なんで、これで終わりなんですが

それではあまりに短いので  交換ついでに 「燃料タンクからキャブレターまで」の流れを解説することにします

 

 

まず、燃料タンクから  足下の [燃料ポンプ+ストレーナー] までのチューブです

これも劣化が進んでるような気がします

この長さなら、しっかりした黒いチューブも余ってますし、燃料がなくなった時に交換したいと思います

 

 

次に

[燃料ポンプ+ストレーナー] から先です。 今回ここからチューブ交換をしました

この先がキャブレターに繋がってるんですが、[燃料ポンプ+ストレーナー]から1本ではありません

途中に  写真にある黒のゴム端子が1つ入り そこで一旦切れています

 

なぜこのゴム端子があるかというと、この写真のチューブ先が入っている所、

スカートのようになっていますが、そこにチューブを潜り込ませ

チューブがエンジンに当たらないように + エンジンからの熱遮断をしています

 

そして、そのスカートの下の方で  この端子が引っかかるようにするために付いています

 

今回最初の写真(フィルターがついている写真)の所で

キャブレター方向に燃料チューブを引っ張った場合、この端子がスカート内で引っかかり、

[燃料ポンプ+ストレーナー] の所に無理な力が掛からない仕組みというわけです

 

 

そのスカートに綺麗に入れた写真

このホースは特に柔らかいのでわかりやすかったのですが、

ここでねじれが生じやすいので注意です。

 

 

スカートから出てキャブレターまでの経路はこうなります

ピンク色だからわかりやすい

いちおうエンジンから離れてて、熱的には大丈夫だと思います

(このあと 結束バンドで固定しました)

 

 

 

そして、透明ピンクだからこそ気がついたのですが

キャブに取り付け後、かなりの空気量が入っています

 

まぁ 冷静に考えれば当たり前の現状なんですが、

キーをオンにして 燃料ポンプを作動させても(エンジンは停止、車体も停止状態)、この空気はピクピク動く程度で、ガッツリ流れていく感じではありません。だからこそフィルター程度でも抵抗になってるんじゃないか?と思って取り外し作業に入ったわけですが、量のことも考えた時、エンジンもかけて走行し、ガソリンが流れ始めた時に この空気もいずれキャブレター内に入るわけで、それが 「試運転程度の走行」で 影響が出たのかもしれません。

 

そこで  今度は10km程度  一気に走行テストしました

 

 

結果

完璧に直ったー!  ヾ(@°▽°@)ノ

 

アイドリングも安定

アクセルを戻してもエンジンは止まらない

吹き抜け、加速、最高速も完璧

 

まるで買ったばかりの新車のよう

 

 

ひょっとしたらフィルターがあっても  ホース内の空気の影響してただけで問題が無かったのかもしれません。ただそれを調べようとしたらまたホースを切って取り付け、そして問題があればまたホースを買って根元から付け直すという面倒な作業になるので、やりません。そこまでフィルターが必要だった訳ではないし。

 

嬉しくなって、数時間後にまた乗り回しましたが 絶好調です

 

これで完璧に直ったと言っていいでしょう。

(古いので  また別の問題が起こるかもしれませんが)

 

「ガソリンぴゅ~」から、黒煙吐いてエンジンが連続停止。 から、よくここまで立ち直りました。よかったよかった。・・・なんですが これでしばらく弄らなくて良いとなると・・・  ちょっと寂しい気もしますね