この BMW E46(後期型)という車

ヘッドライトカバーを外すのが難しい。というかコツがいります

 

その取り外し方法を説明していこうと思うのですが

その前に、そもそも外す必要性があるのか?今更それを説明する必要があるのか

をまず説明させてください

 

ヘッドライトカバーを外す必要性

ヘッドライトのカバーなんて初心者の方や動きさえすればいいという使い方をしている

人にとってはまったく必要ないように思えますが

  • パッキンが劣化していたりちょっとした衝撃で大雨の時に水滴が入ってしまう
  • 車が古くなってくるとカバーが曇ってき、磨きたくなる(その時取り外した方が圧倒的に楽)
  • ポジション球が切れた場合  外す必要性がある
  • 事故や飛び石で割れた時 自分で外すことができればパーツを購入するだけでよい

等々あり、これらを毎回ディーラー任せにすると工賃が非常に高くなります

コツがわかれば誰でもできることなので  できることは自分でやった方が節約になります

 

なぜ今それを説明する必要があるのか

このブログにも ちょいちょい書いたセリフ

「検索すれば いっぱい出てくるのでググってください」

発売当時はその特殊性ゆえに いろんなブログがその方法を書いていたのですが

時代とともにそれが検索結果として引っかからなくなってきました

自分のブログで「検索しろ」と書いておきながら 引っかからない(探しにくい)という

のは無責任な気がしてきたし、今回書くことによって過去のブログ内容にリンクさせて

昔の記事をわかりやすくするという目的があります

 

前もってフロントウインカーは外しておく

ヘッドライトのカバーを外す作業の前に

フロントウィンカーのカバーを必ず外しておかなければなりません

手順は簡単ですが、今回長くなるのでそれは次回まとめておきます 

                                         追記:フロントウィンカーの外し方の記事を更新しました

                                    リンク→ E46 フロントウィンカーとヘッドライト球の交換の仕方

 

 

それでは具体的に説明していきます

 

ボンネットを開けてフロントウインカーを外すと下のような写真の状態になります

最初に上に乗っているゴム質のパーツを外すのですが

先に、外した後の写真を見ると

このように5箇所のツメで引っかかっています

5箇所あるということを確認した上で、作業に取り掛かりますが

爪を外すのは、このように指で持ち上げる感じで外します

このパーツは簡単に外れますので、特に問題ないと思います

     ただ、割れやすいので注意はしてください

 

次に  下の赤く塗った部分のパーツを外すのですが

これが今回の作業が一番厄介なパーツです

これが なかなか外れないのです

 

これも先に爪の場所と形を確認しておきます

爪は全部で5箇所ですが(3番を1つと考えると)

1番は簡単に外れます

2番群は1番が外れれば、つられて外れる感じです

最後に3番が残る感じです

 

まず1番ですが、爪の構造がこんな感じになっているので

赤矢印の部分を外側から押す感じで外します

これはコツさえわかれば簡単に外れます

 

自分が外れれば2番グループが外れるのですが

もし外れなければ、爪は上向きに付いているので下に押す感じで外してください

1番2番が外れると  こんな感じになります

問題はまだ外れていない この3番です

 

先に外した写真を見ると、こんな感じの両側に付いた爪になっているんですが

この構造ゆえ  なかなか外れないのです

 

装着状態は下の写真のようになっているので、

この穴からドライバーのようなもので押せば 外れるような気がしますが

爪が2箇所あるので、片側だけ押しても外れないのです

二つ同時に押せる専用工具でもあれば良いのですが、そんなものはまずないと思います

 

そこで、下の写真のように握り 回転させるようにして外します

ちょうどバイクのアクセルを戻す感じです

すると下側の爪が外れ、その勢いで上側の爪も外れます

 

私は毎回このやり方でやって、一番やりやすいと感じているのですが

絶対的に正しい方法とは言い切れません

人によっては難しいと感じるかもしれません

このひねる外し方は、やり方の一つとして参考にしてください

 

先のパーツを外すとこんな感じになります

いよいよ透明のパーツを外すのですか、ちょうどこの角度から

下側の爪の位置も確認できます

 

先に外した後の写真を見ると

上側に三つ、下側に三つ、側面に一つの計7つの爪があります

 

爪を引っ掛けているパーツは ほぼ同じ形で

上側の爪がわかりやすいので、これを見るだけで下側も外し方が分かると思います

 

透明のカバーを外すとこんな感じになります

この状態でポジション球を取り替えたり

イカリングを装着したりします

(ちなみにヘッドライト球はここまで分解せずに別の方法で交換します)

 

 

以上ですが

ついでに、イカリングがどういう形でついているのかを説明すると

実は円形ではなくUの字型のリングを、このようにクリップで留めているだけなのです

 

電源は、元からついてあったポジション球を外して

そこにはめ込んで 電気をとっています

ですから、特別難しい配線工事をしているわけではありません

このタイプのイカリングは今だに売っており

中古のE46を買った人や、昔付けたイカリングが壊れてしまった人もいるかもしれません

が、こういう後付け社外パーツはディーラーではまずつけてもらえないので

買うのを躊躇されてる方もいるかもしれませんが

取り付け方法はこんなに簡単な作業で済むのです