今回の話は

BMW E46のシガーソケットは、ACC電源ではなく常時電源

というのが肝になります

 

何のことやら全くわからないという人のために先に説明を・・・

車の電源は大ざっぱに2種類あります

★ACC電源:キーをひねってエンジンをかけると通電、切ると止電 (厳密にはかかる直前だが)

★常時電源:エンジンをかけようがかけまいが、常にいつでも通電

(ハザードランプがエンストした緊急時でもつくのはこの電源であるため)

 

そして、 アクセサリーとかでよく使うシガーソケットは普通ACC電源になっています

少なくとも国産車は ほぼそうです

これが常時電源だと、ポータブルカーナビとかドラレコとかをつないで

そのまま車を降り、2,3日後にまた乗ろうとするとバッテリーが上がってて乗れない!

なんてことになるのです

その2,3日の間にアクセサリーに微弱電流が流れ続け、バッテリーが空になる可能性があるのです (製品による)

 

ウチのポータブルナビがまさにソレで、使い終える度に

毎回シガーソケットから引っこ抜くという面倒臭い操作をしていました

(スイッチにすればいいじゃんと思うでしょうが、切るのを忘れるたら抜き忘れと同じです。ACC電源を引っ張ってきて電源増設すれば?は増設作業が面倒でした)

 

 

 

さて、前置きがすごく長くなりましたが

そんなナビを久々に使おうとしたら、スイッチが入りません (他の電気は生きています)

試しにバッテリーチェッカーを刺してみると

アウトです。 

つまりカーナビの故障ではなく車側がアウトということになります

 

 

こうなった原因で考えられるのは、そう、この間のパネルを外した時

パネルのカーボン化とシフトノブ交換

ココで見せた この場面

シガーソケットの端子がむき出しになっています。 

 

 

通常、こういう作業の時はエンジンを切っているので何も気にすることはないのですが

E46のシガーソケットは常時電源

エンジンを切ろうが、常に電気は流れてます。そのむき出しの+端子がもし-端子と接触したら、いや、車体の金属部に接触するだけでショートします

そうならないようにこの車ではすぐ(ビニールテープを巻くなど)絶縁処理してから次の作業をするのですが、つい「ちょっとだし」と油断し、どこかに接触、ショートしたと推測されます

 

そこでヒューズボックスを開けてみます

ヒューズボックスの場所はグローブボックスの中の、天井部分

この白いポッチを2箇所ひねることで、上から降りてきます

ボックス内が汚いのはご愛敬

 

さて、どれがシガーソケットのヒューズか知りたいのですが、番号表がなくなってます

そこでネットから拾ってきて

47番っぽいです

仮に違っても総当たりで調べればいいので、とりあえず47番を狙います

 

この黄色い20Aを引っこ抜きます

 

見てみると

ビンゴです

 

手持ちに20Aがなかったので 仮に15Aを刺しておきます

ないからといって20Aより大きいのを刺すのはさすがに問題ですが

小さいのはヒューズの役割をはたすので、とりあえずはOKにさせてください

 

そしてバッテリーチェッカーで再チェック

通電しました

 

教訓:電飾の+端子には細心の注意をはらいましょう

ほんのちょっと・・が命取り (ショートは最悪システムを壊すこともあります)